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『交渉人 真下正義』國村隼独占インタビュー

取材・文・写真:FLiXムービーサイト

大人気『踊る大捜査線』シリーズからのスピンオフ第1弾『交渉人 真下正義』は、“交渉人”こと警視庁刑事部交渉課準備室課長警視・真下正義が、“弾丸ライナー”と名乗る犯人と知能戦を繰り広げるエンターテイメント超大作。犯人はTTR(Tokyo Transportattion Railway)という鉄道会社の最新鋭の実験車両をジャックする。このTTRの総合司令室総合指令長・片岡を演じた國村隼に映画に関するさまざまな話を聞いた。

■地下鉄はミステリアス

Q:作品を見ていかがでしたか?

実際の撮影は4つの班――メイン班、(地下鉄の)パニック班、クモ(乗っ取られる実験車両「クモE4-600」)班、空撮班に別れて行われました。僕はTTRの男ばかりの司令室でずっと撮影をしていたから、他の班がどんな映像を撮っていたのかわかりませんでした。もちろん脚本は読んでいたけど、出来上がった作品を見た時は驚きましたね。自分以外のシーンが登場するたびに、くいいるように見ちゃったね。こんな風になっていたのかって(笑)。

Q:ベテランの鉄道マンであるTTRの総合指令長を演じるにあたり、現職の地下鉄職員に話を聞く機会はあったのでしょうか?

撮影現場に現職の総合室の室長が来てくれて、彼をじっくり観察しました。そしていろいろとお話を聞かせてもらいました。僕が演じる片岡にリアリティを感じられたとしたら、それは彼の姿が反映されていると思いますね。彼はとても柔和な方だけど、緊急時にはすごく強くなる人だと思いました。それが片岡の冷静さや落ち着いた態度として現れているのでしょうね。
あと僕はポンポン飛び出す地下鉄用語に興味をひかれました。地下鉄ってミステリアスなものだと思いましたね。

■ユースケと演技のコラボレート

Q:真下正義を演じたユースケ・サンタマリアさんはいかがでしたか?

僕が演じた片岡はプロフェッショナルとしての自負がある。だから突然乗り込んできた真下をプロと認めず、最初は対立している。でも、やがて彼をプロと認め、協力しあっていく。徐々に変化する真下と片岡の関係を演じることはとても楽しかったですね。

これは僕が感じたことだけど、真下を演じたユースケくんの演技スタイルは僕と似ていると思う。
2人とも「よーい、カチン」でスタートして「はい、カチン」でストップするまで、お互いにどうなるかわからない。相手がどんな演技をするのかがわからないことを、僕もユースケくんも楽しんでいましたね。
相手の目を見ながら、テンションをつかみながら、(演技の)コラボレートができたとこはとてもよかったと思いますよ。

あと真下と犯人の関係が、僕はジキルとハイドの関係のように思えて、真下はもう一人の自分と戦っているのではないかと感じました。映画を見た皆さんがどんな推理をするのか気になりますね。

■4万円のケーキ

Q:映画はTTRの司令室を舞台に犯人との緊迫したやりとりが行われていますが、合間にちょっとした“笑い”もありますよね。

クリスマス・イブに起きた5~6時間の出来事を1か月近くかけて撮影しました。撮影が進むにつれ、疲れてくるけど、ストーリーはどんどん盛り上がっていく。精神的な緊張感を保つことは難しくなかったけど、肉体的に疲れちゃってね(笑)。でも、そんな緊迫した中に、荷物が配達され、ケーキまで届く(笑)。あのケーキは劇中で言っていたとおり、本当に4万円ぐらいするもので、撮影のために6個用意されました。特注で取り寄せた素材で作られていて、僕もいただきました! 「この一切れが1,000円!」みたいなケーキをね(笑)。

ちなみにこのケーキを届けたパテシェは、本広監督の昔のTVドラマに見習いで登場していたパテシェ。立派に成長した姿をこの映画で楽しむことできるわけです。こんな仕掛けが随所にあるから、何度見ても新しい発見があって楽しめる作品だと思いますよ。

Q:それでは最後に映画の公開を楽しみにしている読者の皆さんへメッセージをお願いします。

この映画は劇場で見る迫力満点のエンターテイメント作品です。そして繰り返し見ることで新しい発見もあると思いますし、犯人を推理するのも楽しいと思います。ぜひ、劇場で何度でも楽しんでください!

とても気さくに、時には大阪弁で、おもしろおかしく映画について語ってくれた國村隼。『ブラック・レイン』『キル・ビル』などにも出演しているベテラン俳優の人柄の良さを感じることができた。『交渉人 真下正義』で真下と激しい火花を散らす片岡にふんした國村氏の演技に注目だ。

『交渉人 真下正義』は5月7日より全国東宝系にて公開中。

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