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ポール・ウォーカー
『南極物語』
『南極物語』ポール・ウォーカー単独インタビュー

取材・文・写真:FLIXムービーサイト

高倉健主演で、日本中を涙で包んだ名作『南極物語』のリメイクに臨んだポール・ウォーカーが、アメリカ版『南極物語』のPRのため来日した。アメリカでは本作のほかに主演作が同時にボックス・オフィスベスト10入りを果たした売れっ子俳優のポール。彼にとって初めてのリメイク作となったこの作品はオリジナルが持っていた悲しさはあまり出さず、家族と一緒に楽しく観られる映画にしたかったと語るポールがとっておきの撮影秘話を話してくれた。

■主人公との共通点は多い

Q:この映画で演じているキャラクターについて教えてください。

ジェリー・シェパードという一匹狼の男で、1人になるのが好きな奴なんだ。旅行がとにかく好きで世界中を旅したことがあるけど、中でも南極大陸が大好き。今回は7度目の南極行きで、犬とは不思議な信頼関係を持っている。人間よりも犬が好きで、アウトドア派。事務机に座ってパソコンで仕事をするような男じゃないんだ。いい人間で忠誠心は強いけど、以前に傷ついたことがあるから恋愛になると臆病になる。好きな女性はいるけど、その子には自分をさらけ出せないでいるような男だよ。

Q:自分自身に似ているところはありますか。

たくさんあるよ。そうじゃないと演じるのは難しいと思う。自分とは全く違う、対照的な人間を演じるのは想像できないな。これまでの役もすべて、自分との共通点がたくさんあると思うよ。このキャラクターに関して言えば、心を開いて自分をさらけ出すのが難しいという所は共感できたし、僕もアウトドアと自然が大好きだ。あと、動物好きだし、人から逃れたいと思うこともある。そういうところが似ているかな。

■7歳の娘が気に入ってくれた

Q:ご自身は旅行好きですか?

大好きだよ。一番好きなことだ。この仕事がものすごく好きなのも、いろいろな場所に旅行できるからだよ。

Q:この映画に出演しようと思わせたのは何ですか。

ポジティブで元気がでるようなストーリーが気に入ったんだ。僕の個人的好みは、どちらかというとダークな映画が好みなんだけどね。でも、いい気分にさせてくれる映画も必要だと思う。この脚本を読んだときは正直、ちょっと気分が落ち込んでいたんだけど、読み終わった後に気分が良くなったのを覚えているよ。僕には7歳の娘がいるんだけど、家族のためにこういう映画を作るのもいいなと思ったんだ。フランク・マーシャルが僕と一緒に作りたいと言ってくれたのも大きな要素だったよ。

Q:プレミアにお嬢さんを連れて行ったと聞きましたが、彼女の感想はどうでしたか。

一番好きな映画だって言ってたよ。ものすごく気に入ったらしい。

■犬がポジティブな環境を作る

Q:完成した映画は満足のいくものでしたか。

映画製作にOKが出た段階では、脚本が完成していないことが多いんだけど、今回は完成していたんだ。だからフランク・マーシャル監督に、「脚本どおりに撮影すればいいっていうのは、気が楽だね」って言ったら、「ああ、でも失敗したらおれたちの責任だっていうプレッシャーはあるよな」って言ってたよ。

Q:犬との撮影はどうでしたか。

楽しかったよ。いろいろな人から動物との撮影は根気強くやらないといけないってアドバイスされたけど、それほど大変じゃなかった。毎日がとても楽しかったよ。

Q:人間と一緒に仕事をする方が楽ですか。

いや、犬の方が楽だね。絶対に犬の方がいい。どんな仕事でもそうだけど、莫大な金がかかわってくると、プレッシャーが生まれる。映画の世界もそうで、映画製作にはものすごい金がかかるから、プレッシャーもすごいんだ。そうすると仕事にのめり込みすぎて楽しむということを忘れがちになる。犬は楽しむという気持ちを思い出させてくれるんだ。犬はいつも陽気だから、一緒にいると怒ったり、不機嫌になったりできないよ。犬がとてもポジティブでいい環境を作ってくれた。

■天候に左右される撮影

Q:ロケはどこで行われたんですか。

カナダのブリティッシュ・コロンビア州の北にあるスミザースというとても美しい町で撮影をしたんだ。寒かったけど、僕の衣装は南極用のものだったから平気だったよ。一番の問題は衣装が暖かすぎて汗をかいちゃうんだ。それが引くと、ものすごく寒くなるから、汗をかく前に温度調節をするのが大変だったね。

Q:一番大変だったことは何ですか。

撮影するシーンがあっちこっち飛ぶことに対処することかな。その日の朝になって、天気を見てからどのシーンを撮影するかを決めるんだ。でも、山頂で天気が変わることもあったから、ずっとセリフの練習ということもあった。柔軟に構えて臨んだよ。

「日本が大好き!」と語るポールは取材中も終始笑顔を絶やさない好青年。ハワイに暮らしているという娘の話になると、まぶしいくらい白い歯を輝かせながらデレデレのお父さん状態になってしまうほど子煩悩な一面ものぞかせた。今回の来日でも、「娘にはたくさんおもちゃを買って帰るつもり!」と大いに張り切っていた。そんな彼が、娘とともにプレミア会場に現われた『南極物語』は、彼の娘が絶賛していたように、子どもから大人まで年齢を問わず楽しめる一級の娯楽作品だ。

『南極物語』は3月18日より全国で公開。

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