シネマトゥデイ

 

今週のクローズアップ キアヌ・リーブス

 週末に公開される話題の映画の中から、気になる人物をご紹介します。今週は、9月23日公開の『サムサッカー』で奇妙な歯科医にふんしたキアヌ・リーヴスをクローズアップします。40代に入っても、その人気は衰えず、女性ファンの圧倒的な支持を得ている、キアヌ。寡黙で、私生活もいたって地味な上に、いまだ独身(!!)……そんな、ミステリアスな彼の素顔をのぞいてみましょう!
HOBBY  I LOVE バイク!

 キアヌは小さいころ、レーサーになるのが夢でした(ほかには、発明家、核科学者、オーケストラの指揮者にもなりたかったそうです)。事実、根っからのバイク好きでスピード狂としても有名。若いころ、バイクを譲ってくれたある男に連れられ、暴走族の集会に出席し、約500台のバイクで走り回った経験もあります。今まで、生死にかかわる事故を起こしているわ、暴走して逮捕されるわ、おまけに警官に暴行加えちゃったりしていますが、これも、若気の至りってことで。


 そんなキアヌも「僕も疲れたおじさんだから、楽に移動できるし、車を買った」と思ったら、速攻、スピード違反で捕まっていました。おまけに、ゴシップ誌では、車からゲロゲ~ロしちゃっているところを激写されていましたね。そんなキアヌですが、『マトリックス』では12人スタントマンに1人1台、自腹でハーレー・ダビッドソンを、どどーんとプレゼントしちゃうところなんか、彼の優しさが伺えますよね。


 そのほか、“ドッグスター”というロックバンドでベースを担当していて、来日公演もしています。上手なベーシストかどうかは、見た人の判断にゆだねるとして……、俳優とは違った一面が見られますよ。

 
バイクが恋人
Ron Galella / WireImage.com / MediaVast Japan
FASHION  意外と良いモノ着てます
 

 たまにプライベートを激写される彼は……無精ひげにボサボサの髪、ボロボロの靴にリアル・ダメージジーンズ(破れまくっている)、ヨレヨレTシャツ……そんな姿に衝撃を受けた人は数知れず。しかし、あれもキアヌなんですよね。最近は、もうちょっと小ぎれいな格好をしています(彼もオトナですから)。とは言っても、ハリウッドスター。ただのヨレヨレTシャツと思うなかれ。意外と、ブランドショップで購入しているんですよ。庶民派キアヌだと信じていたファンの皆さんには、ちょっとショッキングな事実かも。でも、「物欲はない」というだけあり、ブランド品をあそこまで着倒すんですから、庶民派。その飾り気のないところもステキです。


 キアヌと言えば、体型がコロコロ変わりやすい俳優の1人。もともと、太りやすい体質のようで、撮影がない期間は、20%増量中ってなぐらい、太っている姿が目撃されています。いつまでもスクリーンでは、かっこいいキアヌでいて欲しいのがファンの気持ち……でしょうか?

 
「ファッションチェックなんかするなよ」
Guy Kinziger / WireImage.com / MediaVast Japan
FRIENDS 友達は、いつまでも大切にします

 キアヌのハリウッドの友だちといえば、『スピード』(1994)で共演して以来、ずーっとお友達のサンドラ・ブロックやシャーリーズ・セロン、キャリー=アン・モスなどがいます。それほど派手な交友関係は持っておらず、頼れる姉御的な方々と交流中。


 しかし、キアヌの“親友”といえば1993年に他界したリヴァー・フェニックス。1990年『殺したいほどアイ・ラブ・ユー』で共演し、再共演は2人が男娼役を演じた『マイ・プライベート・アイダホ』。1989年12月25日、キアヌは『マイ・プライベート・アイダホ』の脚本をリヴァーに見せたいと、カナダの自宅からフロリダのリヴァーのところまで車を飛ばして会いに行きました。この作品でリヴァーはヴェネチア国際映画祭主演男優賞を受賞。キアヌが「次は“ロミオとジュリエット”をやりたい」と言うと、リヴァーは「じゃあ、僕が君のジュリエットになってあげる」とジョークを言い合うほど、寡黙なキアヌの大親友でした。


 1993年10月31日『スピード』の撮影中だったキアヌにリヴァーの訃報が届き、一晩中泣いていたと言います。その姿をサンドラは間近で見ていたことでしょう。リヴァーの死について、キアヌは多くを語りませんが、サンドラをはじめ、リヴァーの元恋人マーサ・プリンプトンや、弟のホアキン・フェニックスら、今でも彼らを大切にしているキアヌを見ると、どれほど大切な友だちだったのかが、分かりますよね。

「今でもリヴァーが恋しい」
Fine Line / Photofest / MediaVast Japan
PRIVATE  仕事とプライベートは、きっちり分けてます

 40代になっても、いまだ独身のキアヌ。そのため、長年“ゲイ疑惑”もささやかれていますが、彼にとっては根も葉もないウワサなので、目くじら立てて否定するほどではないといったご様子。


 デート現場を撮られるキアヌの隣には「誰やねん!」といった女優が必ずいますが、実際交際しているかどうかはナゾです。奇行や女遊びをスッパ抜かれる俳優は多いけれど、彼ほど、仕事をしつつもプライベートを守っているハリウッドスターはいないのではないでしょうか? 彼自身、「ほかの俳優と違い、作品が変わるごとに共演した女優をデートに誘うなんてことはしない」と語っています。「僕は全然ロマンチックな男じゃないよ」と豪語するだけあり、実生活では花束もプレゼントもしない、いきなり「ベッドに行くかい?」と聞いちゃうキアヌは、なかなか恋愛が長続きしない様子。明るく陽気なサンドラの下ネタジョークに、キアヌが「女性がそんなこと言うなんて! 止めなさい」と言ったエピソードもあるくらいなので、恋愛対象は“控えめな女性”なのかな?


 キアヌの恋愛遍歴の中で悲しい思い出と言えば、1999年に元恋人のジェニファー・サイムとの子供を死産で失い、その後ふたりは破局。そして、2001年にジェニファーは交通事故で亡くなりました。キアヌの心の傷は癒えたのでしょうか……。同世代のトム・クルーズ、ジョニー・デップ、ブラッド・ピットがパパになっているし、キアヌにも幸せになって欲しいですね。

「男女の友情は存在するんだぜー!」
John Shearer / WireImage.com / MediaVast Japan
WORKS  やっぱり演じるのがスキ!

 15歳で演技に目覚め、枠にとらわれたくないと、作品選びも微妙路線だったキアヌ。もちろん、出演作品は“すべて誇れる作品”と語ってきました。1作品を除いては。それは、連続殺人鬼を演じた『ザ・ウォッチャー』。友人の監督が、キアヌの筆跡を偽造して出演同意書にサインしたため、この映画に出演するハメになりました。信頼していた友人に裏切られた気持ちでいっぱいでしょう……どこまでもかわいそうなキアヌ。


 9月23日から公開される『サムサッカー』は、キアヌが喜んで出演した作品! ロン毛に、ビーズのブレスレットのヒッピー風で、親指しゃぶりを止められない主人公の少年に催眠療法を試みる不思議な歯科医を演じています。風変わりなキャラクターは、もはや彼の代名詞的な役どころ。『マトリックス』3部作を撮り終えた7か月後に本作の脚本を受け取り、人物描写を中心としたドラマに出演できることをとても喜んだそうです。


 20歳にしてベルリン映画祭で最優秀男優賞を受賞した、活躍が期待される新人ルー・プッチと親子ほど歳の離れたキアヌの掛け合いを観ると、キアヌもベテラン俳優なのね~改めて実感しちゃいますよ。

 


このぐらいの息子がいてもおかしくない……
Rolf Klatt / WireImage.com / MediaVast Japan
文・構成:シネマトゥデイ編集部

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