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寺島進
『アンフェア the movie』
おれにも正義感はあるよ! やっぱり義侠心だね
『アンフェア the movie』寺島進 単独インタビュー

取材・文:シネマトゥデイ 写真:田中紀子

映画、ドラマと多方面で活躍している寺島進。テレビ界での寺島進の人気を不動のものにしたのが、ドラマ「アンフェア」での渋い“山路管理官”役だ。テレビ同様、今回も誰が黒なのか最後まで分からない『アンフェア the movie』で絶対的な存在感を放っている寺島進が、作品や山路管理官への思いを語った。

■このチームでずっと仕事がしたいと思えた理想的な現場

Q:テレビドラマに出演されていたときは、映画になると思っていましたか?

可能性はあるな~て思ってた。脚本が面白いしね。この作品って、スタッフとのチームワークがすごく良くて、こういうチームでずっと仕事がやれたらいいなっていうくらい、理想的な現場だったんだよ。だから、ちょっとでも長くひっぱれればいいなっていう下心もあったかな(笑)。

Q:ドラマと映画の現場は変わっていましたか?

いや、おれは全然意識してないけどね。テレビをやっていても映画の世界でやっていることと何も違わないね。だから映画になったからって特別なことしているわけじゃないし、いつものようにやったよ。

Q:おれのホームグランド(映画)にようこそ! みたいな感じはなかったんですか?

(笑)。それは相談を受けることはあったよ。でも、いつもどおりでいいんじゃない? 気負うことないんじゃない? って。

■最後まで、言うことを悩み続けたセリフ

Q:今回の現場で寺島さんが一番気合を入れたシーンは、どこですか?

登場だね、登場は気合入ったね。

Q:「パーティータイム!」というセリフが印象的でしたね。

あれ言うか言わないか迷ってたんだよね。でも最後まで、監督が言ってくれっていうから、言ったんだけどさ。成宮君とおれはつながっているかもなって、なるじゃん! もしかして共犯関係なのかなってさ。それに、ちょっと照れくさいじゃん? ああいう言葉。「山路がこれ言うの?」っていうのもあったから、ちょっと迷ったんだよね。

Q:山路管理官は横文字あんまり言わないですもんね。

言わない、言わない! あいつはそういうキャラじゃないから。

■男前で、女前。どっちの魅力も持つ篠原涼子

Q:ドラマからずっとご一緒されてきた、主演の篠原涼子さんの印象を聞かせてください。

素晴らしい女優さんだね。ほんとね、昔の男性スターみたいな気遣いというか、振る舞い方ができる人。男前であり、女前。どっちの魅力も持ってるんじゃない。

Q:雪平って、山路にとってどういうポジションなんでしょうか?

やっかいな後輩。やっかいな後輩だけど、ハートがある。初めのテレビシリーズのときはもっといじわるな役回りだったんだけどね、おれ。やっぱこれ人間性出ちゃうんだよねえ、寺島進の(笑)。って、自分で言っちゃったよ、んなわけがねぇ!

Q:寺島さんから見て、雪平のような女性ってどう思いますか?

仕事一筋って感じだけど、彼女は彼女なりに"なんでそうなったか"っていう裏打ちがあったからね、父親の死とかもあるから。だから深いんじゃないの? たぶん雪平、寅年だと思うな。

■キャラクターの持つ人間性に、寺島なりのオリジナリティーを加味させる

Q:寺島さんは、これまでもいろいろな刑事役をやられてますが、役ごとのオリジナリティーはどうやってつけているんですか?

まず演じるキャラクターがどういう人間なのかな~っていうのを、自分の中で探るわけだよ。そっから、寺島なりのオリジナリティーも加味させていきたいから、演技で作りこんでいくっていう感じかな。

Q:たとえば、この山路管理官はどうでした?

山路はね、ほかの刑事役よりも、声を出すときに腹式呼吸を使ってるかもしれない。鼻から吸って、口から出すんだけど、腹に力を入れてセリフ言うんだよ。それはちょっと意識したかもしれない。あとグレーな男。悪にも、善にもどっちにでもとれるようなグレー。アンフェアな正義感というかさ、でもアンフェア……って、なに言ってんだか分かんなくなっちゃったな!

Q:山路管理官の人間像って、見つけられました?

はざまってやつかな。世の中の“はざま”に生きる男。警察の中でもはざまにいる。いわゆるサッカーでいうと司令塔というか、ミッドフィルダー的存在だね。

Q:山路管理官と寺島さんの共通点ってありますか?

共通点……、それはどうかな~。観た人が感じればいい話だからなぁ。でも正義感はあるよ! 寺島も。やっぱり義侠心ですよ。

■山路管理官と蓮見との関係は?

Q:そういえば今回、山路管理官と蓮見の関係を示唆するシーンが出てきましたね。山路管理官から見て蓮見はどんな存在だったと思いますか?

シークレットラブだよ。涙のシークレットラブだよ(笑)!

完成披露舞台あいさつ後の取材だったが、「山路って寡黙なキャラクターなのに、今日のおれを見たら、そのイメージがなくなるな……」と反省していた寺島進。キャストたち、そして会場の観客を少しでも盛り上げようと、いつも一生懸命になってしまうのだという。そんな憎めない感性を持つ寺島が演じる“刑事”は、どのキャラクターも切ないまでの人間味を持つ。山路管理官の話になると、本当に良く話す寺島からは、“山路”への愛を感じた。演じる役を心から愛する寺島が演じた、山路管理官も大活躍する『アンフェア the movie』に期待したい。

『アンフェア the movie』は、3月17日より全国東宝系にて公開。

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