シネマトゥデイ

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全米話題作10月
米ボックスオフィスのチャートを賑わす全米話題の映画を厳選して紹介します。
2007年10月の初登場1位を飾ったのはどの作品か!?
今月も話題作が目白押しです!
『光の六つのしるし』
全米初登場 5位 10/12-14順位 10位

英題:THE DARK IS RISING
監督:デヴィッド・L・カニンガム
キャスト:アレクサンダー・ルドウィグ、イアン・マクシェーン、フランセス・コンロイ
 
ストーリー

ウィル(アレクサンダー・ルドウィグ)の14歳の誕生日、突如“光”の者たちが現れ、ウィルが“闇”の支配から世界を守ることができる唯一の人物だと告げる。そのためには、異なる時代に散らばる木・青銅・鉄・水・火・石に分けられた “6つのしるし”を探さなくてはならない。自らの使命に目覚めたウィルに、闇の脅威が迫ってくる。
チェック!
ファンタジーの名手であるスーザン・クーパー原作「闇の戦い」シリーズを映画化した『光の六つのしるし』。子どもたちにも、人気のある本の映画化ということで、親子連れが多く目立ったが、公開初週のランキングは5位と振るわなかった。現在はCGを多く使用する手法が、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズや『ハリー・ポッター』シリーズのようなファンタジー映画には、多く見られているが、デヴィッド・L・カニンガム監督はドキュメンタリー出身のため、本作ではCGの使用が最小限に抑えられている。あくまでリアル感にこだわり、作中に登場するミヤマガラスやヘビもすべて本物を使用。約1000匹のヘビを使ったシーンも圧巻で、迫力たっぷりな内容にもかかわらず、次の週には、10位、そして3週目にはランク外へ転落してしまうという不本意な結果となってしまった。これには、ハリウッドらしいキャストが1人も出演していないという部分の地味さが、少なからず影響しているのではないだろうか。
イケメンチェック!
<アレクサンダー・ルドウィグ>
ハリウッドでは無名の子役だったにもかかわらず、本作の主役ウィルに大抜てきされたアレクサンダー・ルドウィグ。10歳のころから、子役としてキャリアを積んでいた彼は、何と世界規模で行なわれていたという13歳から15歳限定の主役を決めるオーディションに送った1本のテープで、カニンガム監督に見出されたラッキーボーイ! “共感が持てて、親しみやすく、近所に住んでいそうな少年”のアレクサンダーに、カニンガム監督は一発で惹(ひ)かれたそうです。そして、突然の主演にもおくすることなく、アレクサンダーは、きっちりとウィルを演じ切っています。監督いわく、「アレクサンダーは、人の話をよく聞く子なんだ! それに雨や泥、ヘビなど本当に過酷な状況に置かれても、文句1つ言わないで、大喜びしながら頑張ってくれたんだよ!」と大絶賛。確かに、約1000匹の本物のヘビに襲われるシーンをこなしたアレクサンダーは、間違いなく大物の予感がします!
 
作品情報 >>
『マイケル・クレイトン』(原題)
全米初登場 22位 10/12-14順位 4位

英題:MICHAEL CLAYTON
監督:トニー・ギルロイ
キャスト:ジョージ・クルーニー、トム・ウィルキンソン、シドニー・ポラック
 
ストーリー
 
ニューヨークで最大の大手法律事務所に務める男、マイケル・クレイトン(ジョージ・クルーニー)。一見すると、順風満帆な人生を歩んでいるように見える彼には、もう一つの顔があった。それは、大手法律事務所の中にある“不祥事のもみ消し人”。家庭での不和、ギャンブルによる多額の負債、ストレスフルな“もみ消し人”の仕事で疲れ切ったマイケルは、ある危険な決断をするが……。
チェック!
大ヒットを飛ばしている『ボーン~』シリーズの第1作『ボーン・アイデンティティ』を監督したトニー・ギルロイが脚本を担当した本作。ジョージ・クルーニーが、ニューヨーク最大の法律事務所の“不祥事の揉み消し人”として働く男をシリアスに演じている。『オーシャンズ13』などでの軽快な演技には、観客からの支持も熱いジョージだが、『さらば、ベルリン』や本作のように、シリアス路線を演じる作品の観客への受けは、あまり良くないようだ。また、本作も『オーシャンズ13』『さらば、ベルリン』で組んだスティーヴン・ソダーバーグが製作を担当しており、ポップな作品から、モノクロ作品まで、さまざまなジャンルや手法にチャレンジしてきた2人が見せる“サスペンス”に、批評家からの注目度は高かった。彼らの期待を裏切ることなく、完成度の高いサスペンスとして好評価を得てはいるものの、一般の観客からの支持は得られず、拡大上映後の成績は4位と『オーシャンズ13』のような大ヒットとはいかなかった。
イケメンチェック!
<シドニー・ポラック>
本作でも、いぶし銀の演技を見せているシドニー・ポラックは、イケメンというよりイケ“オジイサマ”になりますが、73歳になった今でも大人のセクシーさを見せる知的な魅力たっぷりの方です。シドニーは、もともと俳優を目指してニューヨークに出てきたそうですが、テレビドラマの監督の仕事をするようになり、1969年に監督した映画『ひとりぼっちの青春』が、何とアカデミー賞9部門にノミネートされるという大快挙を成し遂げたのです。役者としても、さまざまな映画に出演するかたわら、ダスティン・ホフマン主演の『トッツィー』『追憶』など数々のヒット作を生み出していきました。最近では、ニコール・キッドマン主演の『ザ・インタープリター』で、手に汗握るサスペンスを演出。まだまだ監督として健在振りを見せてくれました。また、元女優の奥様クレアとは1958年に結婚して以来、何と来年には50周年を迎える、ハリウッドでは珍しいおしどり夫婦なのでもあります。
『ソウ4』
全米初登場 1位 11/2-4順位 3位

英題:SAW4
監督:ダーレン・リン・バウズマン
キャスト:トビン・ベル 、スコット・パターソン 、ベッツィ・ラッセル
 
ストーリー
 
ジグソウ(トビン・ベル)と弟子のアマンダが死に、ホフマン刑事(コスタス・マンディロア)はジグソウ最後のゲーム現場でパズルを解こうと必死になっていた。そのころ、ジグソウにかかわり唯一生き残ったSWATのリグス指揮官(リリク・ベント)が、新たなゲームに強制参加させられ、90分以内にわなをクリアしなければ旧友の命はないと告げられる。
チェック!
10月31日は、ハロウィンシーズンだけあり、多くのホラー映画が公開されている。中でも人気が高いのは『ソウ』シリーズ。『ソウ』は、『ソウ2』から3年連続でハロウィンシーズンとまったく同時期に公開されている。そして今年も3年連続でトップに輝いたのが『ソウ4』だ。アメリカの大人たちがワクワクして公開を待ちのぞんでいた最新作。『ソウ3』でシリーズの中でのキーパーソンだったジグソウが死に(確実に)、『ソウ4』は一体どうなるのだろうか……? というのは、アメリカでも日本でも、ファンが一番気になっていたところだろう。本作は、もちろんそんなファンの不安の混じった期待を裏切ることなく、サスペンスフルに“ゲーム”が展開していき、観客からの評判は上々。残虐性も、前作よりさらにエスカレート。オープニングからジグソウの解剖シーンが始まり、アメリカの映画館では、上映開始直後から人々の悲鳴やうめき声で大いに盛り上がった。ビデオで楽しむよりも、映画館でワーワーと怖がりながら観るのが『ソウ』シリーズのアメリカ流の楽しみ方のようだ。
イケメンチェック!
<コスタス・マンディロア>
『ソウ3』に続く出演で、新しい殺人ゲームに真っ向から挑んでいく刑事“ホフマン”を演じているのは、コスタス・マンディロア。身長183センチと、背も高くてとっても体格のいい彼は、もともとプロのサッカー選手としてギリシアと彼の出身地であるオーストリアでプレイしていました。何か、どっかで見たような……っていう方もいらっしゃるかもしれません。実はコスタス、意外なドラマにゲスト出演しているのです。そのドラマとは、海外ドラマの王道作品でもある、あの「セックス・アンド・ザ・シティ」! シーズン4のエピソード「独りぼっちのお姫様」で、サマンサが一目ぼれしてしまう修道士役で登場しています。気になる方はぜひ、チェックしてみてくださいね! 元サッカー選手で、しかも趣味は格闘技。若いころからずっとボクシングを習い続けているという、パーフェクトスポーツマン! さらにさらに現在45歳のコスタスは、バツイチ独身! こんなにおいしい“物件”は、ハリウッドでもなかなかおりませんっ! 狙い目45歳のコスタスは、今後も要チェックなのであります!
 
作品情報 >>
『エリザベス:ゴールデンエイジ』
全米初登場 6位 10/19-21順位 11位

英題:ELIZABETH:THE GOLDEN AGE
監督:シェカール・カプール
キャスト:ケイト・ブランシェット、ジェフリー・ラッシュ、クライヴ・オーウェン
 
ストーリー

1585年、エリザベス1世(ケイト・ブランシェット)はプロテスタントの女王としてイングランドを統治していた。だが、ヨーロッパ全土をカトリックの国にしようともくろむスペイン国王フェリペ2世(ジョルディ・モリャ)は彼女の失脚を画策する。そんな女王の前に、新世界から戻ったばかりの冒険家ローリー卿(クライヴ・オーウェン)が現れ……。
チェック!
1998年のアカデミー賞で、同時代を描いた『恋におちたシェイクスピア』と受賞争いをした『エリザベス』の続編。豪華絢爛(けんらん)な衣装が話題になった『エリザべス』だったが、肝心のドラマ性やストーリー性は酷評されてしまったのが前作の問題点だった。それでも主演女優賞にノミネートされたケイト・ブランシェットの才能豊かな演技力だけは高評価されただけに、アカデミー賞受賞作品の続編としては注目度も高かったはず。しかしながら興行成績では、初登場6位と振るわなかった。前作の『エリザベス』も興行成績だけを見れば、最高8位だったので、この結果はまずまずかもしれないが、やはりイギリスの初代女王というアメリカ人にはあまりなじみのないテーマと時代を描いているのが、観客の足を遠のかせた原因だろう。しかし鎧に身を包んだケイトの勇ましい姿、実物大の船を使って撮影された無敵艦隊との戦争シーンは圧巻で、前作からは想像もつかない迫力のある歴史スペクタルに仕上がっていると、実際に観た観客からの評価は高かった。
イケメンチェック!
<クライヴ・オーウェン>
美しく整ったハンサムなオジサマ、クライヴ・オーウェンは1964年生まれ。甘いマスクにもかかわらず、実は彼、結構苦労人です。私生活でも、3歳のときに父親が家を出て行ってしまうという悲劇に見舞われたクライヴ。役者を目指しだしたのは、彼が19歳のときでした。19歳で、イギリスの有名な演劇学校のロイヤル・シェイクスピア・カンパニーに通いながら演技を習得するも、そこから10年以上チャンスに恵まれることなく、不遇な役者生活を送っていたのでした。そんな彼に幸運が舞い降りたのは、『ベント/堕ちた饗宴』に出演した1997年。ブロードウェーで好評を博した舞台劇を映画化した本作で、舞台で培った演技力を存分に発揮したクライヴは、多方面から注目を集めました。それからは、『ゴスフォード・パーク』『すべては愛のために』と、出演作が続きますが、クライヴの魅力が一番発揮されたのは、何といっても『クローサー』。実は、オリジナルの舞台も演じていたクライヴは、本作で嫉妬(しっと)深い男をいやらしーく熱演! 思わず背筋がぞっとする、クライヴの気持ち悪さは要チェックです!
今月はこの作品に注目!『サーティー・デイズ・オブ・ナイト』(原題)
全米初登場 1位 10/26-28順位 3位

英題:30days of night
監督:デヴィッド・スレイド
キャスト:ジョシュ・ハートネット、メリッサ・ジョージ、ダニー・ハストン
 
ストーリー

アメリカ最北の町、アラスカでは、30日間、日が昇らない真っ暗な冬がくる。暗闇から、街に出ると襲われる、恐怖のかたまりの存在が。凶悪化した“恐怖”は、人々を襲い、すべての望みは町の警官夫婦に委ねられた……。
ハロウィンは、ホラー映画にGO!
『ソウ4』が大ヒットしている通り、10月31日にハロウィンという楽しい楽しい行事があるアメリカでは、この時期ホラー映画が大人気! やはり、ハロウィンはお化けというイメージがあるからなのか、子どもたちは仮装してお菓子をもらって回り、ティーンの子たちは家でハロウィンパーティーを開きながら、『スクリーム』や『13日の金曜日』や『悪魔のいけにえ』のビデオを借りて、ギャーギャーわめき、ボーイフレンドやガールフレンドといちゃつきまくります。そして残りの大人たちは、ハロウィンということでホラーを観に映画館へ! だから昨年のこの時期は、『呪怨 パンでミック』『ソウ3』などのホラー映画が公開されまくり。ホラー映画を公開するなら、ハロウィンシーズンに限るのですね。ちなみに、毎年お子ちゃまたちに大人気なのは、ティム・バートン監督の『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』。リバイバル上映されるたびに、毎年ランキングにランクインしちゃうほどの人気ぶりなのです。ウハウハですね、バートン監督!
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