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大泉洋&佐々木蔵之介&堺雅人
『アフタースクール』
イタズラ大好き! 常にイタズラ心を刺激されています
『アフタースクール』大泉洋&佐々木蔵之介&堺雅人 単独インタビュー

取材・文:南樹里 写真:田中紀子

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劇場用長編デビュー作『運命じゃない人』で、カンヌ映画祭や国内の映画賞で数々の賞を受賞した内田けんじ監督。3年ぶりとなる本作は、母校の中学で働く教師・神野のもとに、親友・木村の消息を尋ねる探偵・北沢がやってきたことから始まる、緻密(ちみつ)な構成と仕掛けたっぷりのエンターテイメント作品だ。キャラクターに息を吹き込んだのは、舞台経験など豊富な大泉洋、佐々木蔵之介、堺雅人のアンサンブル・キャストだ。3人がそろって、作品のテイストにマッチした爆笑対談を繰り広げた。

■男同士の約束と友情

Q:非常に緻密(ちみつ)な構成ですね。脚本を読んでいかがでしたか?

大泉:『運命じゃない人』を観ていたのでかなり覚悟はしていたんですが、最初はやっぱり難しかったですね。

佐々木:一度読むだけじゃ理解が及ばず、登場人物の名前と関連性を紙に書き出し整理・分析しました。

堺:仕掛けがたくさんあって、一度読んだだけでは全部は理解できなかったです。

Q:お好きなシーンやセリフを教えてください。できればネタバレにならない感じでお願いします。

堺:僕はラスト近くの大泉さんと常盤貴子さんが、朝の校庭で話をしているシーンが一番好きです。台本を読んで、あそこでちょっと泣きました。

佐々木:いいシーンだよね。でも、この映画を話すときにネタバレなしでっていうのが、本当に難しいです。

大泉:大泉うーん、ネタバレにならないのは……無理ですよ(笑)。でも、好きなセリフはあれだな、やっぱり。「お前がつまらないのは、お前のせいだ」ってところ。

■イタズラ心を忘れない大人たち

Q:さて、本作ではダマすことを目的にしたイタズラ心が描かれています。そこで、皆さんがイタズラ心を刺激されるのは、どんなときか教えてください。

大泉:僕は“子どもオヤジ”みたいな人ですから、ものすごくイタズラ好きなんです(笑)。すぐに何かイタズラしてあげたい! と思う。目の前で無防備に寝られたらダメですね、何かしてあげたくなっちゃう。

堺:何で、イタズラが「してあげる」って表現になるの? 「してあげる」って時点で、上から目線でしょう(笑)。もしかして、サービスなんですか?

大泉:うん、サービス。顔に何か書いてあげたり、モノを隠してあげたりとか(笑)。イタズラは、ドキドキします。目の前に片足立ちの人がいたら、絶対にヒザかっくんをしますね。なので、僕の場合はイタズラ心っていうのは、常に刺激されています。

佐々木:イタズラ心って、よくわからないんですけど……。

大泉:イタズラ心、あると思うんですけど……。さっき、写真撮影で佐々木さん「僕の耳元でささやくポーズ」って言われたとき、僕の耳に息を吹きかけたでしょう? ほかにもイタズラしていると思うよ。例えば、ドラマとかで、音声は録らないけど何かしゃべってくださいって言われたら本当に映せないようなことやるでしょ?

佐々木:あぁ、それイタズラ?

全員:イタズラです!(笑)

佐々木:それなら、やってる! この前、あるドラマで子役の男の子に「ランドセルは何色がいい?」って尋ねるシーンで、「(口をパクパクして)ウンコ? ウンコ色?」って、やった。

大泉:それは小学校の低学年のレベルですよ(笑)。でもさ、子どもってウンコとかって単語がなぜか好きだよね。僕も経験があって、やはりドラマで、子役の男の子に耳元でセリフをささやくシーンがあったんだけど、その子から「何でもいいから言って」って言われたから、いろいろ言ってみた。そしたら、しばらくして「やっぱりセリフ通りに言って。集中できない!」って(笑)。

佐々木:堺くんのイタズラ心は?

堺:ないです。だって、さっきの撮影話で、蔵さんが洋さんの耳元でささやいているときに、僕は一人だけ、じっとこうして(耳元でささやくポーズ)いましたから。

大泉:でも、それが普通でしょ。

佐々木:あれ? でもさ、あのときに洋くんのヒザを触ったのは堺くんでしょ?

大泉:こうやって僕のヒザに手を乗せてきたでしょ?

堺:あれは……手の置き場所がなかったから。つい置いちゃった!(苦笑)

大泉:そう、ヒザを触ったのは雅人さん。でもって、ヒザをさすってきたのは蔵之介さん(笑)。

■撮影エピソードは髪の毛クルクル

Q:いつまでも少年の心を忘れない男性は魅力的ですね。それに、3人の雰囲気がとても良いので、撮影現場はさぞ楽しかったのでは? 撮影中の爆笑エピソードを教えてください。

大泉:爆笑ってつけた時点で、とんでもなくハードルあがりましたねえ。だいたい撮影中もなにも、まず蔵之介さんは僕としか絡みがないから。爆笑といえば、ムロツヨシでしょう!

堺:そうそう、いいところで、持っていかれるんだよ(笑)。

佐々木:残念なことに、堺くんと一緒のシーンもなければ、現場で会うこともなかったんです。爆笑は、くやしいけどムロツヨシです(笑)。

大泉:監督も言っていたけど、梅雨時だから僕の髪がしけってくるんです。で、クルクルになっちゃう。整えるんだけど、いざ撮影となると……髪がクルクル。監督も「あなたの髪に、こだわりはないんだけど」って苦笑い。メークさんは、僕の髪をコテで伸ばしていて軽くけんしょう炎になっちゃいましたから。

佐々木:メークさんは、大泉くんの髪を伸ばすのを夢にまで見た! って言うし。それが撮影エピソードです。

■もしも違う役を演じるとしたら?

Q:非常に魅力的なキャラクターでしたので、物語の前後が気になりました。そこで、もしも『アフタースクール』の前後談を描く続編があった場合、演じてみたい役は誰ですか?

大泉:僕は、ぶっちゃけ佐々木が演じた北沢の役はイヤですねえ。だって、北沢は僕としか絡まなくて、女優さんとの絡みが一切ないでしょ。

堺:続編だから話は変わるし、いろいろ絡みがあるかもしれないよ。

大泉:そっか。いろんな人と絡むなら、北沢の役はハードボイルドでカッコいい。悩むなあ……。

堺:僕は全部。一人三役という意味ではなく、それぞれを演じてみたいです。なぜなら、3人ともぜひ演じてみたいと思わせる魅力的なキャラクターだから。洋さんの北沢役や木村役、蔵さんの神野役や木村役って。3人でシャッフルして演じて、それを見てみたい!

佐々木:シャッフルか、いいね。おれは、常盤ちゃんの役をやってみたい! 常盤ちゃんの役は面白いよ。まず、妊婦だし。

堺:蔵さん版。それは見てみたいね。

大泉:うん。見たい! 見たい!(笑)

最近、KY(空気読めない)なる略語がはやっているが、KYMの3人(K=蔵之助、Y=洋、M=雅人)の3人には無縁の言葉だ。なぜなら、KYM(空気・読み・まくり)だからだ。インタビュー中も、リラックスムードをただよわせつつ、絶妙なテンポで楽しませる。それは絶妙な間合いが笑いのツボを刺激する本編の楽しさを再現しているかのよう。本作の宣伝コピー「甘くみてると、ダマされちゃいますよ」の言葉通り、かなりの確率で引っかかるはず。それゆえ、2度目の鑑賞はさらに楽しいこと、間違いなしだ。

【大泉洋】
ヘアメイク: 西岡達也(vitamins)
スタイリスト:九
ブランド名:FRANKLEDER / 乱痴気 CENTRAAAAAL / LA-DENIM ATELIER / ラブラドール リトリーバー渋谷本店 / EDIFICE / EDIFICE 渋谷 / GAS / GAS JAPAN
【佐々木蔵之介】
ヘアメイク:白石義人(e.a.t)
スタイリスト:勝見宜人
ブランド名:HAUTE(M INC)
【堺雅人】
ヘアメイク:保田かずみ(SHIMA)
スタイリスト:mick
ブランド名:サージュデクレ(GALERIE DE POP CO.,LTD.)

『アフタースクール』は5月24日より渋谷シネクイントほかにて全国公開

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