シネマトゥデイ

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キアヌ・リーヴス
『地球が静止する日』
ずっと僕の中にあったものが形になった作品。とても満足しているよ!
『地球が静止する日』キアヌ・リーヴス 単独インタビュー

取材・文・写真:シネマトゥデイ編集部

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『ウエスト・サイド物語』のロバート・ワイズ監督が、1951年に発表した『地球の静止する日』をベースに、『エミリー・ローズ』のスコット・デリクソン監督が作り上げたSFアクション大作『地球が静止する日』。本作で、宇宙からの使者を神秘的に演じたキアヌ・リーヴスに、作品の面白さや地球最後に日に何をしたいかなどの話を聞いた。

■強いメッセージが込められた作品

Q:出来上がった作品の感想は?

すごく楽しめたよ。わかるかな? 映画を作って、初めて観るときってまだどんな風に仕上がったのかわからない。だから完成した作品を観たときは、すごくいいものが出来上がったと思いながら、楽しむことができたんだ。自分が思い描いていた通りに、アドベンチャー、スペクタクル、特殊映像効果、そしてすべての要素にプラスして、ヒューマンドラマの要素としての強いメッセージが込められた作品に仕上がったと思う。ポップコーンを食べながら気楽に観ることができるけど、映画を観終わって何か考えさせられるものがある、そんなバランスの取れた作品になった。すごくいいと思ったよ。

Q:あなたの役柄はとても責任重大でしたね?

僕の役がこの映画のストーリー上重要であり、観ている人たちが楽しめるためにも重要な役柄だったと思っているよ。この映画が、説教くさくなるのも嫌だったし。面白い要素もありつつ、人々と地球に危機が迫るという部分がもちろん一番のポイントだから、そこもうまく見せられたんじゃないかと思っているよ。

Q:今回はまったく笑わなかった役でしたが、役作りで大変だったことは?

笑わない主人公だったけど、彼は内面に温かいところもあったと思うよ。邪悪な面を持っているのには、理由があったんだ。クラトゥは地球へとやって来て、アメリカ人に撃たれてしまう。人は攻撃されれば、攻撃で返すものだろ?

■マイナスの結果によってしか、人は変われない

Q:この映画の中であなたにとって一番重要だったシーンは?

お墓のシーンかな。ジェニファー・コネリーとジェイデン・スミスとのシーン。ジェイデンは、素晴らしかっただろ? ジェイデンとの共演も、ジェニファーとの共演も、素晴らしかったよ。二人ともすごくいい人たちで、とてもプロ意識の高い役者さんだからね。みんなすごく映画のコンセプトを気に入っていたから、すごく意欲的な気持ちでいつも現場に入って来ていたのが素晴らしいと思ったよ。とても気が合うメンバーだったな。

Q:ジェニファーは劇中ずっと、人は変われると言い続けていましたね。あなたは人は窮地に立たされれば変われると思いますか?

そうだね、自分が変わることはとても難しいよね。時には自分は変わったんだと思っていても全然変わっていなかったことに気付くこともある……。そこが難しいんだよね……うん。でも人は変われると僕は思うよ。

Q:あなたは映画の中で、人々はどのように変化していったと思いますか?

ストーリーの中では危機が迫ると、人々は変わっていったよね。だけどそれってマイナスの結果なんだ。マイナスの結果によってしか、人は変われないのかもしれない。でも、できれば自ら良くしたいという気持ちから、人々が変われるといいよね。

■恐怖の中の美しさに惹(ひ)かれる

Q:地球滅亡の映画と聞くとすごく惹(ひ)かれてしまいますが、このようなテーマの映画が観客を引き付けるのは何だと思いますか?

何でだろう!? 何でみんなこういう映画が大好きなんだろうなぁ。もしかしたら、一種の未来への心配に対する、不安の発散なのかもね。それか、もしかしたら恐怖の中の美しさに惹(ひ)かれるのかも。炎の魅惑的な美しさや、すさまじい破壊力とかそういうことにすごく引き付けられるんじゃないかな。混乱状態の中の、そういう何かが魅力なんじゃないかな?

Q:この映画は、単にほかの地球が滅亡するといったテーマの映画とは違うと思いますが、どこが違うと思いますか?

どこだろう? 君が答えてよ(笑)! 何で、ほかの映画とは違うと感じたの? 何が違う?

Q:理由があったからじゃないですか? ただ破壊するのではなくて。

そうだね。ただ地球を征服されるという話ではなく、自然なままというか、ネタバレはしたくないけど……それがほかの作品との違いで、宇宙人は別に地球を征服しようとしているわけではないみたいだよね。そこがとても大事なところなんだ。

■地球最後の日、キアヌが選ぶ物は?

Q:地球最後の日がもし来てしまったら、あなたならどんなごちそうを食べたいですか?

最後のご飯ねぇ……、僕の場合はおいしいご飯よりも格別なワインの方がいいかな。何を食べるんでもいいけど、最後のご飯と一緒においしいワインが飲みたいな。何よりも素晴らしいワインがごちそうだよ。あまりいいワインではなかったらごちそうどころか、頭痛の種って感じだけど。でも別に、最後の夜だからといってクレイジーになって、一人でボトルを一本空けるというわけじゃないよ!(笑)

Q:プライベートではよく飲む方ですか?

そんなことはないかな。でもワインは大好き。おいしいよね。日本酒も大好きだよ!

Q:この映画の主演を機に、あなたが変わったことはありましたか?

これを機に変わったというよりも、ずっと僕の中にあったものが形になった作品だと思っているよ。とても満足しているよ!

朝早くからの取材だったにもかかわらず、終始ご機嫌で、時折自分流のジョークを交えつつ、軽快にインタビューに答えてくれたキアヌ。世間でうわさされているような、取材嫌いという印象はまったく受けなかった。どんなことを聞かれても、うれしそうに話をしてくれる姿から、本作の出来栄えに、そして自分自身の演技への自信が垣間見ることができた。キアヌ自身が、「破壊の中にある美を感じて、めちゃくちゃ興奮した!」という地球が襲われていくシーンを楽しみにしつつ、ぜひ映画館で観てもらいたい。

(C) 2008 TWENTIETH CENTURY FOX

『地球が静止する日』は日劇1ほかにて全国公開中

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