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第11回 エヴァ・メンデス~ラジカル鈴木~

ネットをにぎわすあの人!

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ラジカル鈴木のネットをにぎわすあの人!~シネマトゥデイ検索ランキングより~ 第11回 エヴァ・メンデス

いま最もアトラクティブで放送禁止な女!

エヴァ・メンデスは最高デス。略して"エヴァメン"? オンライン男性誌AskMen.comが毎年全米の男たちにアンケートをし、ハリウッドセレブの女性で誰を恋人または妻にしたいかの投票で、本年度ナンバーワンに輝いたのがエヴァ・メンデス! その勢いはコチラにも波及し、検索件数はがぜん増えた。この賞、独身というのも大きなポイントかも。かのスカーレット・ヨハンソンや、ジェシカ・アルバは結婚しちゃったからねえ~……やっぱり女優は結婚や出産と引き換えにファンを失うっていうことが多々あるようです。

あの『レジェンド・オブ・メキシコ デスペラード』でサルサソースのようなイイ女、っていうくらいの認識だったのが、いきなり浮上してきた感があってビックリ。で近年の動向を調べると、全米の男達の下半身を席巻する大活躍だったんですな!

カルバン・クラインの新しい香水、その名も「シークレット・オブセッション(秘密の執着?)」のCMで全裸で転げ回って、乳輪までチラリと見せて放送禁止になった事件で話題騒然、後にYouTubeで見られたけど今はそれも削除されて見られなくなっちゃった。本人の弁は、必要なときはためらいなくこれからも脱ぐ! という堂々としたもの。以前2005年にはドルチェ&ガッバーナの男性下着コレクションの広告のモデルを刺激的に務めた。また男だけに人気があるのかと思いきや、化粧品レブロンの専属モデルだったり、女性下着のトップブランド、ヴィクトリア・シークレットが選ぶ最もセクシーな女にも昨年選ばれた!

エヴァ・メンデス

ラテン系トップ女優となるか? シネマトゥデイ 人物アクセスランキング 2009年11月

マイアミで1974年キューバから移民の両親の間に生まれる。36歳、若くはないけど今まさに熟女的パーム油かチキン・ファット的脂のコラーゲンノリノリの感がある。両親の離婚後、ロサンゼルスで育つ。いまやアメリカでも2番目に多く使われる言語のスペイン語を完璧に話す。大学在学中にスカウトされてモデルとしてキャリアをスタート。

ラテン系ってことで、いにしえのソフィア・ローレンやジーナ・ロロブリジーダなんかを彷佛とさせる。顔つきがちょっと似ているので褐色のシンディ・クロフォードという感じも。最近どうしているのかな?  また同じラテン系で姉さん的な雰囲気でタフな悪女が似合うジーナ・ガーションも比較の対照かな、と思ったら彼女はユダヤ系だった。やっぱり最近どうしたのかなって感じだけど。

ラテン系のトップスター、ジェニファー・ロペスは映画女優としては駄作だらけでボロボロ、ジェシカ・アルバも傑作があんまりない。サルマ・ハエックはちょっと歳を取り過ぎ、同い年のペネロペ・クルスはキャリアを極めて大女優になり過ぎた。"エヴァメン"は、これからいよいよトップに躍り出られるだろうか?

エヴァ・メンデス

姉さんはタフで、クールで……やっぱりH!

最初に見た『レジェンド・オブ・メキシコ デスペラード』、なんとクールなのにパッショネイトな女なんだろう~と思った、強力な存在感でハマリ役でしたな。サルマ・ハエックに負けず劣らずのサボテン・バスト、タフで官能的な女FBI捜査官役にふんし、ヒロインを喰う勢いでした。

1996年ウィル・スミスのミュージックビデオに、1997年にエアロスミスのミュージックビデオに出演してから女優に。過去作品をさかのぼって観ました。『トレーニング デイ』ではデンゼル・ワシントンの恋人役、『ワイルド・スピードX2』でポール・ウォーカーの相手モニカ・フェンテス役、『ふたりにクギづけ』でマット・デイモンと共演、誰々の相手役ばかりだけどスターとの共演が続く。

2002年から交際の彼氏は、B級映画監督のジョージ・オーグスト。彼女がビッグスターになりつつある今、この関係はヤバイかもネ?

最後の恋のはじめ方』で恋愛指南役のウィル・スミスを虜にする妖艶なヒロインに。これも持ち味を生かしたハマリ役でしたな。『NOセックス、NOライフ! 』(2006・ってすごい邦題だけど)でもお色気全開。コミックの実写化のおバカアクション大作『ゴーストライダー』ではニコラス・ケイジのお相手。胸元もあらわなピチピチの白のワンピ-スを着た、ホットなサルサ・バディがタマリマセン~、このときのエヴァ姉さんの役作りが素晴らしい。キャラクターのイメージに近づくために、いっぱい食べるとバストが大きくなる体質を生かして、モリモリ食べてバストを大きくしたそうだ。

ザ・クリーナー 消された殺人』ではサミュエル・L・ジャクソンエド・ハリス、『アンダーカヴァー』ではホアキン・フェニックスと共演。パッとしない2本の後にスカーレット・ヨハンソンをはじめセクシイ女優が大挙して出演の『ザ・スピリット』。主人公の初恋相手の宝石泥棒にふんす。"ニュートー"が見えそうな衣装がかなりヤバイぞ! 『ザ・ウーマン』も豪華キャスト勢ぞろいで、メグ・ライアンアネット・ベニングベット・ミドラーキャリー・フィッシャーらの顔ぶれの中の1人に。エヴァメンは主演男優の不倫の相手役だそうだけど、早く公開されないかな。


全米の州を制覇経験 - フェロモンの原点!?

続いて小説『ジブラルタルの女王』の映画化『クイーン・オブ・ザ・サウス』でジョシュ・ハートネットベン・キングズレーと共演し女麻薬王を演じたらしいが、なんと昨年1月に本当に薬物治療のためリハビリ施設に入所しちゃった。あのしょうもないリンジー・ローハンもいた施設なんだって。ヤク中だったワケだけども、これも役作りのためなのかしらん?? こちらもまだ未公開。

またびっくり仰天なのが Contactmusic.Comの取材で、全米の50州でその州の男とHをしたっていう告白がマジ?? で凄い! 若いときに自らその途方もない修行のツアーを企画し、各州で実行、全州を制覇したらしい。良かった場所はアリゾナとコロラドだって、しゃあしゃあと言うからこりゃアッパレ! しかし、スキャンダルがイメージダウンにならないどころか、増々人気に火をつけてくんだな!

今年はヴェルナー・ヘルツォーク監督、ニコラス・ケイジ主演でリメイクした『バッド・ルーテナント』(旧作はアベル・フェラーラ監督・ハーベイ・カイテル主演)も出来上がっている。同じ俳優と繰り替えし共演する傾向のあるエヴァ姉さんですが、近年やっとホントに主演の一枚看板になってきたのに、日本では未公開作ばっかり。アクトレスとしてはこれからがイヨイヨ本領発揮かな、エヴァ・メンデスは、最高DEATH! ではまた次回!!!

イラストレーター・アーティスト。人物、女性をモチーフにしたポップ&キュート な作風を得意とし、各種媒体へイラスト提供。代表作は、読売新聞社・国立科学博物 館主催の「大顔展」の宣伝ビジュアル。現在は雑誌や新聞で映画レビューや旅行ルポ、 ダイエット記などを執筆しており文筆家としても活躍。2008年4月には「メタボ抜けたら ヨメが来た 男の食いしんぼダイエット」(オレンジページ刊・定価700円)を上梓。
著書 「ラジカル式 にんにく本」発売中!

ラジカル鈴木
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