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ベン・バーンズ、ジョージー・ヘンリー
『ナルニア国物語/第3章:アスラン王と魔法の島』
特注の3D眼鏡を掛けたエリザベス女王が涙
『ナルニア国物語/第3章:アスラン王と魔法の島』ベン・バーンズ、ジョージー・ヘンリー単独インタビュー

取材・文:シネマトゥデイ 写真:吉岡希鼓斗

イギリス人作家C・S・ルイスによる不朽のファンタジー児童文学「ナルニア国物語」の第3巻「朝びらき丸 東の海へ」を映画化した『ナルニア国物語/第3章:アスラン王と魔法の島』が、3Dとなって完成した。ナルニアの海へと導かれたペべンシー兄妹のエドマンドとルーシー、いとこのユースチスが、カスピアン王と朝びらき丸に乗って東の海を目指す冒険を描く本作。カスピアン王役のベン・バーンズと、少女から大人の女性に美しく変身したルーシー役のジョージー・ヘンリーが、本作の魅力を語った。

■ナルニアボーイズの人気ぶりに納得できない!?

Q:ジャパンプレミアにはたくさんのファンが日本中から集まりましたね。いかがでしたか?

ベン・バーンズ(以下、ベン):プレミアは、プロモーション活動の中でも一番好きなんだ。ファンの子たちと、たくさん触れ合えるからね。

ジョージー・ヘンリー(以下、ジョージー):ベンのファンクラブの女の子たちがたくさんいたわよね! みんな「I LOVE BEN!」って書いてあるボードを持っていて、すごくキュートだった!

ベン:びっくりしたのは、何人かの女の子が、ロンドンで僕が出演した舞台のパンフレットを持っていたこと。それって、はるばるロンドンまで観に来てくれたってことでしょ? すごくうれしかったよ。

Q:日本のファンにとって、ベンはまさに理想の王子様のような存在です。ジョージー、あなたはどう思う?

ジョージー:ベンが理想の王子様!? そんなこと思ったことない(笑)! でもそれは、この映画の男性キャスト皆にいえることだと思う。レッドカーペットを歩いていると、女の子たちがいっぱい来ていて、黄色い声で「ベン! 結婚して~!」って叫んでいるの。それが不思議でしょうがなくて。

ベン:ジョージーは僕らのことを知り過ぎているんだよ。ファンの子たちももし、ジョージーのように僕らと一緒に長い間現場で過ごせば……。

ベン&ジョージー:きっと結婚したくなくなるはず!

■ベンが伝えたい「僕とカスピアン王の大きな違い」

Q:ユースチスはものすっごく生意気な男の子という、原作のイメージそのままで思わず笑ってしまいました。彼を演じたウィル・ポールターは、どんな男の子ですか?

ベン:彼は、とってもスイートな男の子だよ。すごく礼儀正しいし、本当にいい子なんだ。それが、カメラが回った瞬間、突然あのふくれっ面になる。声まで変わるんだよ! でも「カット!」という声が掛かると、またニコニコっとして、いつものスイートなかわいい男の子に戻るんだ。

ジョージー:そうそう! しかも料理上手なのよ。みんなでバーベキューしたときに、彼はすごく上手にお肉を焼いたり野菜を切ったりして……、映画のユースチスからは絶対に想像できないわよね!

Q:ベンについてはどうでしょう? カスピアン王と普段のベンの違いは?

ジョージー:そうね、ベンは剣を持って動き回らないところかしら(笑)。

ベン:これはぜひ僕に言わせてもらいたいんだけど、カスピアン王はすごく正直者。でもちょっとまじめ過ぎて、ユーモアのセンスがないんだよね。僕自身はうそをついてサボったりすることもあるし、冗談ばっかり言う方なんだよ。

ジョージー:でもこの作品では、ちょっとだけ、ユーモラスになったんじゃない?

ベン:まあそうだね。カスピアン王もルーシーたちと打ち解けてリラックスしている感じはあるよね。でもやっぱり、カスピアンはまじめ過ぎる……。

■ロンドンプレミアでエリザベス女王が涙!

Q:ナルニア国の創造主であるアスランとルーシーのきずなは、やはり本作を語る上で忘れてはならないことですよね。海外プレミアの様子を見ていると、アスランの声を務めているリーアム・ニーソンとすごく親しい印象を受けたんですが、実際に撮影現場に来たことはあるんですか?

ジョージー:ないの! 実は、プレミアで何回かしか会ったことがないの。でもすごく不思議なことに、アスランと一緒のシーンが多かった分、リーアムとは何回か会っただけなのに、あの声を聞くと何だか懐かしくて、すごく昔から知っていたような気持ちになるの。

ベン:ジョージーが言っていること、わかる気がするよ。僕なんて、アスランと話しているシーンは脚本にしてほんの数ページしかないんだ。それに、リーアムと会ったのも5回くらいで、10分程度しか話したことがない。でもね、彼ほど温かい声で、穏やかに話す人は見たことがない。リーアムは人と話すとき、じっと目を見つめて話すんだよ。彼と話しているだけで、自分がすごく特別な存在になった気持ちになれるんだ。変に聞こえるかもしれないけど、まるで……、本当にアスランみたいな存在なんだよ。

Q:ロンドンのプレミアには、エリザベス女王もお見えになったそうですね。

ジョージー:すごくスペシャルな一日だったわ。来てくださっただけでもすごいことなんだけど、エリザベス女王がこの映画を気に入ってくれたっていうのがうれしかった。

ベン:エリザベス女王が泣いたって聞いたよ。

ジョージー:そうなの! エンディングで涙を拭いていたんですって。

ベン:ねえ、すごく気になったんだけど、エリザベス女王はあのおっきな3D眼鏡を掛けたのかな?

ジョージー:女王とフィリップ殿下のためにスペシャル3D眼鏡が作られたのよ。しかも、オールハンドメイドで! わたしたちが掛けたのは普通の3D眼鏡だったんだけど、女王様の眼鏡は『X-メン』に出てきたサイボーグっぽいやつだったわ。

■2人がすすめる見どころシーン!

Q:本作では、第2作まで監督をしていたアンドリュー・アダムソンが製作に回って、新たにマイケル・アプテッドが監督になりました。演出も変わりましたか?

ジョージー:アンドリューは、どちらかというとすべてのことに気を配る監督だったわ。俳優、カメラワーク、舞台装置、照明、衣装と本当にすべてのパートとかかわっていたの。マイケルはほかのパート、つまりカメラや衣装、照明のことはスタッフに任せて、完全に役者への演出だけに集中していたわ。俳優に人物像を的確に演じさせるように、アドバイスをいつもくれたわ。

ベン:彼は、約50年のキャリアを持つストーリーテリングのプロフェッショナルなんだ。マイケルの頭の中には、いつも完ぺきなビジョンがあったね。安心して演じることができたよ。

Q:では、ご自身の出演シーンで一番の見どころはどこでしょう?

ベン:今回は船上が舞台なので、前作のような馬のシーンがない代わりに剣を使った戦闘シーンが多いんだ。バトルシーンはぜひ楽しみにしてほしいね。中でも、手錠をかけられた状態で剣を持つ相手と戦う場面があるんだ。これに関しては、スタントチームが斬新な戦法のアイデアを編み出してくれたから、すごく満足しているよ。

ジョージー:純粋だったルーシーにも実は闇の部分があったってところかな。今回のルーシーは、これまでよりはるかに深いキャラクターなので演技が難しかったから、そこを観てほしいわ。それに、スタントシーンも増えたのよ。剣を使った戦いが多くて、目の周りに黒いあざを作ってしまったこともあったわ。すごく活躍しているから、ぜひ戦うルーシーを観てほしい。

15歳になったジョージーは、前作のルーシーからは想像もつかないほど美しく成長。「今日は、ポール・スミスのドレス」とちょっと照れながら話す姿も、まさに少女から大人になっていく思春期まっ盛りといった感じだ。そんなジョージーがベンとは、小さい子どものようにジョークを言い合ってゲラゲラ大笑いしている姿が印象的だった。まるで家族のように仲良しな2人を見ていると、きっと撮影は皆で和気あいあいと行われていたであろうと容易に察しがついた。家族のように一丸となって作られた本作からは温かな雰囲気が伝わってくる。愛と勇気がぎっしり詰まった冒険の旅へ、いざ出発!

(C) 2010 Twentieth Century Fox Film Corporation and Walden Media, LLC. All Rights Reserved.

映画『ナルニア国物語/第3章:アスラン王と魔法の島』は2月25日より全国公開

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