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ラジカル鈴木のネットをにぎわすあの人! ~シネマトゥデイ検索ランキングより~  第17回 ナタリー・ポートマン

いまが絶頂!?

 皆様、いかがお過ごしでしょうか。暗いニュースが続いていますが、本連載の趣旨であります、注目の女優について考察することを、僕はどんなときでもやめません。今回はアクセスランキング第9位に登場したナタリー・ポートマンをクローズアップします!

 映画『レオン』の少女・マチルダ役で鮮烈にデビューしたときから17年の歳月がたち、いつの間にかすっかり大人になったナタリー。29歳の今、公私共にピーク(!?)ではないかと思えるほどの輝きに満ちています。ご存じ、先日発表された第83回アカデミー賞で主演女優賞を獲得! さらに受賞作となった『ブラック・スワン』で知り合ったフランス人振付け師と婚約し、現在妊娠中。夏には出産予定とか。日本ではこれから『ブラック・スワン』を含む主演作3本が公開予定と、今一番勢いのある女優さんといえます。

 今年のアカデミー賞で、ニコール・キッドマンアネット・ベニングというベテラン女優を押さえて獲得した主演女優賞。『ブラック・スワン』で魅せるナタリーは、役柄と同様に、精神的にも肉体的にもギリギリまで追い込んで取り組んだんだろうな~~っていうのが画面からにじむほどの熱演っぷりを見せています。ぜい肉がそぎ落とされた筋肉と骨ばかりのような体で、ほとんどのバレエ・ダンスシーンを自ら踊っているそう。また、表現者としての才能の限界に悩み、主演を張るプレッシャーから精神のバランスが崩れていく様も、身も心も、とっても痛々しい……。こりゃオスカーもんだよ、ホントに頑張っていたなぁ!

 映画『レクイエム・フォー・ドリーム』や、映画『レスラー』など"イタイ演出"には定評のあるダーレン・アロノフスキー監督作ですからね、彼のビジョンに十分応えたのでしょう。ナタリーはバレエ経験があったものの、撮影の1年前から1日5時間の練習をし、撮影間近には1日8時間の練習をしてたそうな。結果、9キロも減量! まさに堂々たるプリマドンナでした!!

ナタリー・ポートマン

清楚(せいそ)な少女の成長 シネマトゥデイ人物アクセスランキング2011年3月

 本作で演じたお堅くていちずに物事に取り組む主人公の姿は、ナタリー自身にダブって見えます。実際、彼女はハーバード大学を卒業するほどの高学歴の持ち主で、チャラチャラしているイメージはみじんもない。だからこそ葛藤している姿、そして抑えているものを解放しようとして、もがきながらやっと本能的なエロスを解き放ったときのリアリティーが、すごい!

 実はこの作品、女同士の濃厚なベッドシーンがあるんです! ほかにもあのナタリーがあんなことやこんなことも……。前も言ったような気がしますが、セクシー女優がエロいことをやっても、全然エロスを感じないんですよね。もともとセクシーさが売りではないはずのナタリーだからこそ、いけないものをのぞいてしまったような気持ちになっちゃいました。そんなギャップこそが、エロスの本質

 ナタリーの主演作でもうすぐ公開の映画といえば、『ブラック・スワン』とは対照的なラブコメ映画『抱きたいカンケイ』。こっちは、セックス・フレンドからのラブストーリーというかなり刺激的な設定。アシュトン・カッチャーと絡む大胆なナタリーに終始ドキドキでした! この作品、今年の1月に全米で公開、週末興行収入初登場1位を獲得する大ヒットを記録したそう。そして今年の夏に公開される映画『水曜日のエミリア』では主演のほかに製作総指揮も務めています。つまり女優としてのチャレンジを果敢にやっているワケですね。

ナタリー・ポートマン

天から与えられた才能

 そんなナタリーは、1981年にイスラエルのエルサレムで生まれます。両親共にユダヤ教徒で父方の祖父母はアウシュビッツ強制収容所で亡くなったんだそう。3歳でアメリカへ移住し、10歳のときモデルとしてスカウトされます。そして13歳で『レオン』に出演! 映画は世界的なヒットを記録し、ナタリーの運命もガラリと変わりました。

 その後、学業をまっとうするまで映画出演は控え気味だったナタリー。ハーバード大学で心理学を専攻し、2003年に学士号を取得して卒業。英語、ヘブライ語のほかにフランス語、日本語、ドイツ語、アラビア語もできるらしい。日本語をしゃべるナタリーを、ぜひ見てみたいもんですね。

 その後映画『スター・ウォーズ』シリーズでアミダラ女王を演じますが、彼女が女優として大きな飛躍をしたといわれているのが映画『クローサー』ジュード・ロウを誘惑するストリッパーにふんしていて、ポールダンスするときの肉づきの良いお尻も最高に色っぽい! この演技も評価されて、ゴールデン・グローブ賞では助演女優賞を受賞、アカデミー賞助演女優賞にもノミネートされました。

 そして記憶に新しいのは、スカーレット・ヨハンソンと姉妹を演じた中世ヨーロッパが舞台の映画『ブーリン家の姉妹』。これは2人の演技が怖かった(笑)。エリック・バナ演じるヘンリー8世をめぐって女同士の激しい愛憎劇が繰り広げられるんですが、血を血で洗う策略や本能むき出しの獣のような女の悲しい結末が何とも恐ろしいんです。

 第61回カンヌ国際映画祭では、特にまだこれといった女優賞も取っていない立場でありながら、いきなりナタリーが審査員を務めちゃうというのもすごい。既に大女優として一目置かれているってことかしら。


華やかな恋愛歴を経て

 気になるプライベートは、順を追うと1999年に役者のルーカス・ハースと交際。その後ミュージシャンのモビーやガエル・ガルシア・ベルナル、ザック・ブラフなどなど。あのジェイク・ギレンホールと交際のウワサもあったとか。意外にもほぼ1年おきにお相手を変えてきたのね。

 そして妊娠している今、「これからは太っていくことにした」と宣言したナタリー。アカデミー賞授賞式でもマタニティー・ドレス姿が話題になっていました。うん、ふくよかで健康的なナタリーのほうが、僕は絶対イイと思う。オムニバス映画『ニューヨーク、アイラブユー』では監督も務めたナタリー。女優として、そして映画製作側としての活躍も、今後期待しています! ではまた次回!!

ラジカル鈴木プロフィール イラストレーター・アーティスト。人物、女性をモチーフにしたポップ&キュートな作風を得意とし、各種媒体へイラスト提供。代表作は、読売新聞社・国立科学博物館主催の「大顔展」の宣伝ビジュアル。現在は雑誌や新聞で映画レビューや旅行ルポ、ダイエット記などを執筆しており文筆家としても活躍。著書に「男の食いしんぼダイエット」、「ラジカル式 にんにく本」がある。 著書 「男の食いしんぼダイエット」発売中!著書 「ラジカル式 にんにく本」発売中! 男のくいしんぼダイエット ラジカル式 にんにく本 オフィシャルサイト まぐまぐスペシャル にんにくメルマガ発行 第一弾 第二弾 第三弾
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