シネマトゥデイ

シネマトゥデイ

この映画は、いつ公開?いえいえゲームのPVなんです!押井守監督「重鉄騎」トレーラー撮影秘話

ドラマチック戦場体験をコンセプトとした、「重鉄騎」とのコラボレーショントレーラーを制作したのは、アニメクリエイター、監督など、幅広い活躍を見せている押井守。映画『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』をはじめとする名作を世に送り出し、世界中でカリスマ的な人気を誇る彼が手掛けたトレーラーの全容とは? ポーランドでの撮影の様子など、押井監督が語った。

COLLABORATION TRAILER

美しき女性兵士、爆音で吹き飛ぶ鉄騎……実写&CGで織り成す迫力の映像は、押井守ワールドが全開! ポーランドで撮影を敢行した実写シーンは、現地の軍隊協力の下、本物の戦車を使用した。「映画の予告編のように作った」という押井監督の言葉通り、トレーラーを観た人は、誰しもが「重鉄騎」の世界を疑似体験できるはず。

これはゲームではなく「映画の予告編」

Q 「重鉄騎」のトレーラーを作る上で心掛けた点は、どんな部分でしたか?
A 「重鉄騎」の世界観はとても壮大なものだと思いますので、今回は「ゲーム」ではなく、「映画」の予告編として作ることを考えました。このPVを通して、ゲームの向こう側にある、壮大なストーリーが見えるような作りにしたかったんです。ですから、このトレーラーを観た方に、「この映画は、いつ公開なんだろう?」って思っていただければ本望ですね。
Q ロケ地にポーランドを選んだ理由は何でしょうか?
A 2001年に公開された実写映画『Avalon アヴァロン』を撮影したのが、ポーランドだったのですが、そのときは軍隊が協力してくれるということが一番の決め手でした。今回はそれに加えて、僕の撮影に対してとても意欲的に取り組んでくれる、信頼できるスタッフがいてくれるのが大きかったですね。
Q とてもリアルな映像は、軍の全面的な協力があったからなのですね。
A 今回は、ワルシャワ近郊にある軍の元駐屯地で撮影をしました。ポーランドほど協力してくれるところはないでしょうね。今回の撮影は、日本やアメリカでは絶対に実現できなかったと思います。

実際の戦車を使い、たった1日で撮影!

Q 実際の戦車を使用したと伺いましたが、大変だったことは何でしたか?
A 1日で撮影したので朝6時くらいの集合で、4月でもまだまだ寒かったんです。でも戦車の中ってすごく狭くて暑いんですよ。役者が入って、カメラマンが入ればそれだけでかなり窮屈になってしまう。だから僕はモニターで指示をしていたのですが、あの狭い空間の中で撮影するのはとても大変でしたね。ハンディカムがある現代だからこそできた撮影です。
Q 逆に戦車の中が舞台ということの面白さはどこにありましたか?
A 外側よりも、戦車の中を撮りたいという気持ちはずっとあったので、念願を果した気持ちです。戦車の中というのは、狭くて、本当にすごい圧迫感で、視界も音も制限されている、閉ざされた空間。そんな中、いつ自分が死ぬかもわからない状態で戦争をするという、飛行機とも違う異空間なんですよね。戦車の中は独特の空間であり、そこが魅力でもあるんです。
Q トレーラーには、金髪の美女も登場していましたね。
A 彼女はトレーラーオリジナルのキャラクターです。ポーランドの女優さんに演じていただきました。ポーランドから亡命してきた、ミステリアスな戦車兵という設定です。やっぱり戦車の中に油まみれで汗まみれのおっさんが4人もいたところで、映画的にはちっとも絵にならないんですよ(笑)。それに戦車の中は暗いので、どうしても色が足りない。でもそんな暗い中に金髪のお姉さんがいることで、たちどころにドラマチックな空間が生まれる。そういうところから生まれたキャラクターです。別に金髪が好きってわけじゃないんですよ(笑)。 (取材・文・編集:シネマトゥデイ 写真:秋山泰彦)
「重鉄騎」6月21日発売
価格:7,990円(税込)
プラットフォーム:Xbox 360(Kinect専用)
ジャンル:ドラマティック戦場体験
プレイ人数:1人(オンラインCo-op時:1~4人)
CERO:Z(18歳以上のみ対象)
開発元:フロム・ソフトウェア
発売元:カプコン
<LIMITED EDITION(限定版)>
価格 35,000円(税込) 
※イーカプコン専売
[PR]

この記事を共有する

関連情報
映画アクセスランキング
  • Loading...
»もっとランキングを見る«
スポンサード リンク
スポンサード リンク