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「めぐみちゃん、どうか帰ってきて!」横田夫妻、アメリカ映画で訴える(1/2)

「めぐみちゃん、どうか帰ってきて!」横田夫妻、アメリカ映画で訴える
横田滋・早紀江さん夫妻

 アメリカ人ジャーナリストのクリス・シェリダン、パティ・キム夫妻が、北朝鮮による拉致問題を横田めぐみさんの拉致事件と残された家族の視点から描いたドキュメンタリー映画『めぐみ 引き裂かれた家族の30年』が、25日より公開される。娘であるめぐみさんを救い出すため、今も戦いつづけている横田滋・早紀江さん夫妻に話を聞いた。

 クリス監督夫妻が、拉致事件について知ったのは2000年のこと。それまで知らなかった拉致の真実に衝撃を受けた2人は、すぐにドキュメンタリーを撮る決意をした。そんな彼らからドキュメンタリー製作の申し入れがあったとき、めぐみさんの父である横田滋さんは、「アメリカでは、あまり知られていない拉致の真実、そしてめぐみのことを、国際的にもぜひ知っていただきたい」という思いで、喜んで引き受けたという。数々の映画賞を総ナメにしているめぐみさんの映画は、今世界中の注目を集めている。

 本作のなかには、めぐみさんが行方不明になった後、事件が“拉致”とはみじんも思っていなかった夫妻がテレビ番組を通して、「めぐみちゃん、どうか帰ってきて」と涙ながらに訴えているシーンがある。

 それはテレビ局に保存されている膨大な資料の中から監督夫妻が見つけ出した、貴重な映像だ。滋さんも、まさかこのフィルムが見つかるとは、当初夢にも思わなかった。「再現ドラマにならないように、昔の資料を集めるところから始まりました。めぐみがいなくなった直後に出演した番組のことは、私たちも頭が混乱しておりましたので、いつ、どこで撮られたものかも分からなかった。そのときのフィルムが本当によくあったな……と、驚きました」“日本”の少女に向けられた底知れない監督の熱意は、言葉が通じない横田さん夫妻にも十分に伝わっていた。

 このような貴重な映像だけではなく、本作には工作員が拉致された直後のめぐみさんの様子を語るショッキングなインタビューも収録されている。

「めぐみちゃんがいなくなったのは、13歳の誕生日を迎えてたった1か月後のことでした。めぐみちゃんと一緒にお祝いした最後の誕生日は、1番仲良くしていた友だち2人を呼んで3人で楽しくパーティーをしました。それから、11月という波が荒い時期、14歳という幼さで、しかもたった1人、めぐみちゃんが泣いていたと思うと胸が張り裂けそうになりました……」と、母・早紀江さんは声を詰まらせた。

 本作を観た後、たくさんの人の心に浮かぶ言葉はきっとひとつだろう。「なんとかしたい。なんとか、してあげたい」という気持ちだ。


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