[シネマトゥデイ映画ニュース] もう間もなく日本で公開(6月2日)される『あるスキャンダルの覚え書き』は、タイトルどおり実にスキャンダルな映画だ。
本作は2003年にイギリスで刊行された同名小説の映画化で、この原作は、教え子と性的な関係を持ち逮捕された美術教師シーバの事件を、親友であるベテラン教師バーバラが日記に書きつづっていく物語だ。
さらに、この原作のモチーフとなったのは、アメリカで、メアリー・ケイ・ルトーノーという教師が当時、未成年の教え子と性的関係を結び、1997年に逮捕された実際の事件が基になっている。
この作品では、このスキャンダラスな事件が物語のキーポイントにはなっているが、実は作品としてスポットがあてられているのは、この事件よりも、その美術教師と生徒との関係を知った、同性愛の傾向のあるベテラン女教師の日記だ。
この美術教師と教え子の関係に嫉妬(しっと)したベテラン女教師は、その事実をことこまかに日記に書きつづり、やがてそれは妄想へと発展していく。
この妄想にとりつかれたベテラン教師を演じるのは、この『あるスキャンダルの覚え書き』により、2007年のアカデミー賞主演女優賞、ゴールデン・グローブ賞主演女優賞や全米俳優組合協会賞など数々の賞にノミネートされているジュディ・デンチ。鬼気迫る形相で、この教師を演じきった。
また、教え子と関係を持つ、美しい美術教師を演じるのは、『アビエイター』でアカデミー助演女優賞を受賞したケイト・ブランシェット。
この2大女優の演技が功を奏し、一見三流ポルノ映画の題材にもなりそうな「女教師と生徒の関係」をモチーフにした物語を見事な名作に昇華している。
『あるスキャンダルの覚え書き』は6月2日よりシャンテシネほかにて公開
オフィシャルサイトhttp://movies.foxjapan.com/notesonascandal/
『あるスキャンダルの覚え書き』ゆがんだ友情が迫る…どうするシーバ?
http://cinematoday.jp/page/A0001386
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