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『市民ケーン』の激レアなオスカー像がオークションに

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今は亡きオーソン・ウェルズ
今は亡きオーソン・ウェルズ - Ron Galella/WireImage.com

 1941年の名作『市民ケーン』が獲得したアカデミー脚本賞のオスカー像が、オークションにかけられることになった。この像は1994年にサザビーズに登場するまで紛失していたと言われていたが、オーソン・ウェルズと仕事をしたカメラマンが、仕事の代償としてもらいうけ、隠し持っていたことが分かった。ウェルズの娘はサザビーズとこのカメラマンを告訴してオスカー像を取り戻したが、その後売りに出した。この時、商業市場にオスカー像を出さない方針のアカデミー協会はウェルズを告訴。法廷では、アカデミー協会がこの方針を取り始めたのは1950年で、それ以前に授与されたこのオスカー像については当てはまらないとされ、ウェルズは最終的に、2003年にこの像を売却した。今回のオークションは12月にサザビーズで行われ、80万ドル(約9,300万円)以上の値をつけると予想されている。

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