[シネマトゥデイ映画ニュース] 漫画の神、手塚治虫の生誕80周年企画として手塚治虫原作の漫画「MW-ムウ-」が映画化され、玉木宏と山田孝之が出演することがわかった。
映画『MW-ムウ-』は手塚が究極のダークヒーローを描いた衝撃作。テレビドラマ「のだめカンタービレ」の千秋真一役で世の女性の心をわしづかみにした玉木が、美しく、そして狂気に満ちあふれた殺人鬼・結城美智雄を演じる。一方の山田は悪と正義の間で苦悩する、物語のキーパーソンである聖なる神父・賀来裕太郎を演じる。
玉木は今回が初の悪役。玉木なりに殺人鬼・結城を分析して役を作り上げたらしく、「結城は、手塚作品ならではの悪役で、すごく残酷でありながらすべて計算されて冷静です。殺し方も惨殺といっても、とてもシャープで淡々と動じない。そんな、悪を楽しんでやりたいです。今まできちんと殺しのシーンをやったことが無かったので、そういう意味ではとても面白いです。そして、この殺しは16年前の事件というバックボーンのある殺し。それを意識してやっています」とこの役に意欲的に取り組んでいることを明かした。
一方の山田も演じる役について、「手塚作品という意味では、やはり台本開くたびに原作、手塚治虫の名前があるとテンションが上がります。結城の悪に対して、賀来は善というよりも偽善なんだと感じています。結城の悪事を口ではやめろと言いながら、引きずられて協力している。ただ、ひたすら賀来は結城に対して必死に頑張っていて、100の力で挑んでも結城には1の力で流されてしまいます。やり切れないです。玉木さんいいな〜って思いますよ。おれ必死なのに、いいな〜って。でも全力でやって、観る人に伝わればいいなと思います」と玉木の役にちょっと嫉妬(しっと)しながらも本気で賀来裕太郎役にぶつかっていっているようだ。
「MW-ムウ-」はこれまでにも映画化の話がたびたび持ち上がっていたようだが、スケールが大きすぎることや、タイミングなどから見送られてきた。今回は手塚の生誕80周年を迎え、満を持しての映画化となった。
岩本仁志監督は、殺すことで逆に生きることを伝えたいと作品に込めたメッセージについて明かしてくれたが、「世の中のアクションというアクションのすべてをこの作品は取り入れています。火、水、カーチェイス、バイク、エアバトル」とエンターテインメント超大作であることもアピールしていた。
映画『MW-ムウ-』は2009年全国で公開される。配給はギャガ・コミュニケーションズ。
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