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客が入らなければ引退!?『ラストゲーム 最後の早慶戦』公開初日に出演者が勢ぞろい

客が入らなければ引退!?『ラストゲーム 最後の早慶戦』公開初日に出演者が勢ぞろい
映画『ラストゲーム 最後の早慶戦』の面々

 23日、話題の映画『ラストゲーム 最後の早慶戦』が公開初日を迎え、神山征二郎監督をはじめ出演の渡辺大、柄本明、柄本佑、石坂浩二、富司純子、三波豊和、そして原田佳奈の総勢8人が新宿バルト9で舞台あいさつを行った。

 戦時下の実話から生まれた本作は、神山監督にとっても俳優陣にとっても格別な思い入れがあるようだった。神山監督は満員の客席を見てホッと胸をなでおろし、「37年間映画監督をやってきたが、今日ほど緊張した日はなく、朝6時に目が覚めてしまいました。劇場のお客さんが少なければ、引退しようと本気で考えていましたよ」と本作に賭ける意気込みを語った。主演の早稲田大学野球部員・戸田を演じる渡辺は「この1年、プライベートではいろいろなことがあったが、この作品にめぐり会えたことですべてが良い方向に回り始めました。若手とベテランがいい感じで融合し、最高の作品に仕上がったと思います」と自信たっぷりにコメント。伝説の早慶戦を実現させた慶應義塾塾長・小泉信三を貫録たっぷりに演じた石坂は「慶應卒業生として、尊敬する小泉先生を演じられたことは実に名誉で、生涯忘れられない」とそれぞれの思いを語った。

 本作を通じて「今の平和の尊さを考えてほしい」と訴えたのは、早稲田大学野球部顧問の飛田を演じた柄本明と、主人公の母親の富司。特に富司は「実際に男の子を持つ母親として、この映画の時代に存在していなくて良かったとつくづく感じました。長男が戦死し、次男も戦争に行かなければいけない。そんな状況は演じるだけでも耐えられない思いがしました」と母親としての気持ちを語った。その後、湿った空気を一転させたのが三波の一言。「大ちゃんのお父さん(渡辺謙)は『ラスト サムライ』で大成功を収めましたが、大ちゃんはこのラストゲームで大成功を収める予定で~す!」と高らかに宣言し、会場を和やかな雰囲気にした。

 『ラストゲーム 最後の早慶戦』は太平洋戦争時の学徒出陣を前に野球の六大学リーグが解散されたものの、野球に打ち込む早稲田、慶應義塾の学生、そして彼らに最高の思い出を残してやりたいと願う大人たちが最後の早慶戦を開催するまでを描いた感動のストーリー。

映画『ラストゲーム 最後の早慶戦』はシネカノン有楽町1丁目、渋谷アミューズCQNほかにて全国公開中


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