[シネマトゥデイ映画ニュース] 映画『ジュリー&ジュリア』で、60年代のアメリカにフランス料理を広めた料理家ジュリア・チャイルドを本人そっくりに演じたメリル・ストリープが、偉大なる女性ジュリアに対する真摯(しんし)な思いを明かした。
アカデミー賞に2度輝き、ノミネート数は俳優として最多の15回を数えるなど、ハリウッドきっての演技派として知られるメリル・ストリープ。そんな彼女が新作『ジュリー&ジュリア』で演じたのは、「ポナペティ!」の決まり文句で料理番組に出演し、本番中に失敗しても気にしないおおらかなキャラクターと、ユニークなしゃべり方で全米中をとりこにした伝説の料理家ジュリア・チャイルド。役に成り切るために徹底的なリサーチをするというメリルだが、今回もジュリアの特徴をつかんだ迫真の演技が話題となり、共演したキャストやスタッフから「マネしているのではなくジュリアそのものだ!」と絶賛されている。
本作は、主婦でありながらアメリカの食文化に革命を起こしたジュリアのドラマチックな人生を、彼女にあこがれてジュリアの524の全レシピに挑戦した現代OLジュリー・パウエル(エイミー・アダムス)の目線で描く、実話を基にした物語。メリルは、「わたしが演じているのは、ジュリーがイメージしているジュリア。だから、彼女の素晴らしい功績や人柄に対する責任は感じながらも、そのまま再現しているとは思っていません」と、単なるマネではないことを明言。そして、「ジュリアは大きな心と精神力を持つ人。彼女の番組や著書からは、生きていることを心から楽しんでいるのが伝わってくる。そのこと自体がインスピレーションを与えてくれるの」と熱く語る。ジュリアのスピリットに深く共鳴したメリルだからこそ、本人に成り切ることができたのだろう。
映画の中で、ジュリアそのものの笑顔で料理を作るメリルだが、彼女自身の料理の腕はどうなのだろうか? 「自宅のディナーパーティーで、ポテトサラダをレシピ通りに作ってみたら、出来上がったのはデザートを出し終わったとき(笑)。おいしく作れたんだけど、チョコレートスフレの後にポテトサラダは食べたくないわよねえ」と苦笑するメリル。失敗を笑い飛ばすところも、ジュリアにそっくりなメリルだった。持ち前の明るさで困難を乗り越え、キッチンから夢をかなえたジュリア・チャイルドの真実を、メリルが鮮やかに体現した本作は、観る者に大きな勇気を与えてくれることだろう。
映画『ジュリー&ジュリア』は12月12日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国公開
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