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アカデミー賞6部門ノミネート作『プレシャス』は恥ずかしくてDVDでのみリリースする予定だったと監督激白

アカデミー賞6部門ノミネート作『プレシャス』は恥ずかしくてDVDでのみリリースする予定だったと監督激白
アカデミー賞監督賞のダークフォース? -リー・ダニエルズ監督

 第82回アカデミー賞で6部門にノミネートされている映画『プレシャス』のリー・ダニエルズ監督が、本作はDVDでのみリリースする予定だったという事実を明かした。本作はゴールデン・グローブ賞、サンダンス映画祭、トロント国際映画祭、など世界各国で絶賛されている。

 本作は、アフリカンアメリカンのコミュニティーで実際に起こっている、児童虐待、性的虐待、人種や同性愛への差別などを取り上げ、一人の黒人少女が愛とは何かを探していく感動作。ダニエルズ監督は、本作の脚本を読んだとき、「とても力強くて、生々しくて……。まるで誰かに僕のガッツをパンチされたようだった」とその衝撃を語った。神様にこの物語を映画化するように言われた気がして、映画化を決めたというが、題材が題材だけに、その道のりは厳しかったという。「典型的なアメリカ映画でも、インディペンデント映画でも、黒人映画でもない。とても難しい要素を含んでいるからね。映画制作の資金集めは大変だったよ」とその理由を分析した。しかし、そこは過去に、ハル・ベリー主演の映画『チョコレート』をプロデュースした実績のあるダニエルズ監督は、無事に作品を作り上げた。

 そんな本作に対して、ダニエルズ監督は「すごくプライベートなものだと感じた。みんなに見られながらトイレに行くような気分。裸にされた気分だよ」と率直な感想を語った。そのため、当初劇場公開はせず、DVDでのみリリースしようとしていたという。しかし素晴らしい作品は、おのずと注目を集めるもの。世界各国の映画祭で好評価を得て、今では第82回アカデミー賞で6部門にノミネートされるほどの優れた作品として、多くの人たちから注目されている。世界中の反応に、ダニエルズ監督は「みんなが真剣に映画を観てくれたからだと信じている。映画の美しさを観てほしい」と語った。

 ダニエルズ監督自身も、黒人監督として同賞史上2人目のノミネート者となった。映画『アバター』のジェームズ・キャメロン、映画『ハート・ロッカー』のキャスリン・ビグローが有力視される中、見事ダニエルズ監督が受賞すれば、史上初の快挙となる。3月8日(日本時間)の授賞式が楽しみだ。

映画『プレシャス』は4月24日よりTOHOシネマズ シャンテほかにて全国公開


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