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稲川淳二、怪談テイストで家族との別居エピソードを寂しげに告白?

稲川淳二、怪談テイストで家族との別居エピソードを寂しげに告白?
本当に怖いのは私生活!?稲川淳二

 低予算ながら世界中で爆発的大ヒットを記録した映画『パラノーマル・アクティビティ』のDVD&ブルーレイ用音声解説を務める怪談マエストロ稲川淳二がインタビューに応じ、「いつか沈没するでしょう」と平和ボケの日本に対して警鐘を鳴らした。

 本作について「これやられたら勝てないですよねえ~」と完敗宣言の稲川。自身、映画『心霊』などで監督経験もあるだけに、恐怖演出の的を射たオーレン・ペリ監督の手腕には脱帽といったところ。「不要なシーンが多い昨今のホラー映画の中で、姑息(こそく)なことをしていない、あざとくない」と絶賛し、「わからないなあ~、何だろうなあ~、見えないな~、怖いなあ、怖いなあ~と普段からわたしが思っていることを、この映画は平気でやってくれる」とその恐怖の本質を分析する。「直接的にあえて見せない手法は日本の怪談と同じ。それを派手なホラー映画しか作れないハリウッドがやったというのがすごい」と太鼓判を押す。

 稲川はアメリカのホラー映画、特に血しぶきが派手に飛び散るようなスプラッター映画には納得できないというスタンスをとっている。もちろんそういったジャンルを生理的に受け付けない人もいるだろう。しかし稲川は、本物を間近で何度も見ているからこそ、ニセモノにしらけてしまうのだ。「心中死体の発見、事故死体の発見、遺留品と殺人現場の発見。今まで5回やってますから。生首も見たことがある」と一般的にはお断り願いたい状況のはずだが、「西伊豆では心中水死体の間に頭を突っ込んだよ」となぜか冗舌に。

 日本ではスピリチュアルや手相、パワースポットのにぎわいなど一種オカルトめいたものがブームとなっている。本作は本国アメリカ同様日本でも話題となり、とある劇場では観客が列をなした。そんな風潮について稲川は「時代が不安定なんでしょうね。きっと日本は沈むんじゃないかな」とバッサり。「人間は薄々気付いているんですよ。こういうものがはやるのも平和過ぎるという不安があるからこそ。今の日本には恐怖がないでしょ? 恐怖がない分、怖いんですよ」と持論を展開する。

 ちなみに稲川が経験した最近の恐怖は、別居中の家族との間に起こったとあるできごと。「空き家の自宅と土地を売ってくれって不動産屋から言われて、空き家なんてことあるかと思って家族が住んでいる自宅を見に行ったんですよ。そうしたらね、本当に誰もいないの……」と怪談テイストで話す。結局マスコミを通して家族が杉並に移り住んでいることを知ったとのことだが、ある意味心霊現象よりも怖いエピソードを話すときの稲川は、やや寂しそうだった。

映画『パラノーマル・アクティビティ』は6月2日、ワーナー・ホーム・ビデオより発売(DVD:税込み 3,980円/ブルーレイ:税込み 4,980円)


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