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ケヴィン・コスナー、私財を投じて開発した機械でメキシコ湾を浄化

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ケヴィン・コスナー
ケヴィン・コスナー

 メキシコ湾の原油流出事故から1か月以上が経ち、今も原油により沿岸区域が大きな被害を受けるなか、事故を起こした石油会社は、俳優のケヴィン・コスナーが私財を投じて開発援助した海水の浄化機械を使用することを決定した。ケヴィンは、科学者の兄が参加するチーム「オーシャン・セラビー・ソリューションズ」に2000万ドル(約18億円)を投資し、15年をかけて水と油を分離させる遠心分離機を開発。現地で石油掘削基地を運営しているイギリスの石油会社BPのスポークスマンは、「この機械が海水の浄化に有効であると考えテストを行ったが、その結果には大変満足した」とこの機械を使用する契約を結んだことを発表した。

 ケヴィンはCNNテレビで、「この機械がカギとなる。油の流出と戦うための21世紀の機械だよ」とコメント。「まるで、今回の事故に合わせてこの機械を持ち込んだように見えるかもしれないが、こういう機械がいまだに配置されていないことの方が驚きだ。海では救命ボートや救急具が法律で設置が決められている。石油会社は海から利益を得ている以上、人間の命の危険がない限りはその海を守る義務があるはずだ」と語った。

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