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もう一つのなでしこジャパン!ろう者の女子代表チーム、初のデフリンピック出場奮闘を描く

もう一つのなでしこジャパン!ろう者の女子代表チーム、初のデフリンピック出場奮闘を描く
もう一つのなでしこジャパンの奮闘がここに! - (C) アイ・コンタクト製作委員会

 4年に一度、聴覚障害者のために開催されるオリンピック「デフリンピック」をどれだけの人が知っているだろうか。2009年9月、台北で開催されたデフリンピックにろう者女子サッカー日本代表チームが初めて出場した。サッカーに打ち込む選手たちのオリンピックでの奮闘に加え、おしゃれでおしゃべり好きな女性でもある等身大のろう者を描いた日本初の本格的長編ドキュメンタリー映画『アイ・コンタクト』が今秋公開される。

 耳が聞こえない、あるいは聞こえにくい選手と監督からなる計18名のろう者女子サッカー日本代表チームは、高校生から社会人、中には既婚者もいるもう一つのなでしこジャパン。2005年にチームは結成され、サッカー経験から職場、住まいも北海道から兵庫までと、あらゆる点でバラエティーに富む。年に数回しか全員集合して合同練習することはできないが、それぞれの思いを胸に初めてのオリンピックに臨んだ。声を掛け合うことが難しい彼女たちは「アイ・コンタクト」を合い言葉にグループリーグ突破を目指し選手も、そして家族も奮闘する。生き生きとした彼女たちの姿に勇気づけられたり、励まされたりと何か感じるものがあるはずだ。

 映画の冒頭では、わが子に聴覚障害があると知った親の戸惑いや苦悩が語られる。多くの健聴者が知らない事実も紹介され、作品を通して日本社会で聴覚障害者たちのたどった苦闘の道を垣間見ることができる。選手の言葉には「結婚相手はろう者がいい。健聴者には壁がある」など聞こえない現実と向き合った素直な言葉が多く、印象的だ。

 本作の助監督である菊永ふみは、自身もろう者であり初めて映画制作に臨んだ。そして監督である中村和彦は、本作を撮るにあたって手話を初歩から勉強し、三年の歳月を注いで完成させたという入れ込みよう。監督は、暗い世相だからこそ、音のない世界であってもはつらつとした彼女たちを多くの人に観てほしいとメッセージを送った。

映画『アイ・コンタクト』は9月18日よりポレポレ東中野にて公開


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