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反安保!現代アートから、露骨に戦争の記億や米軍基地問題と向き合う!

反安保!現代アートから、露骨に戦争の記億や米軍基地問題と向き合う!
映画『ANPO』より

 日本で生まれ育ったアメリカ人監督、リンダ・ホーグランド監督が、日本の現代アートを通して、自分の故国であるアメリカと生まれ育った日本の安保闘争以降の関係を振り返ったドキュメンタリー映画『ANPO』が9月18日より公開される。

 安保闘争50周年となる今年に公開される本作は、反安保をテーマに据える絵画や写真、音楽など日本の現代アートの紹介に、60年安保闘争を知るアーティストへのインタビュー交えながら、アメリカと日本の関係にスポットを当てたドキュメンタリー。普天間基地移転問題など、現在まで続く問題を根本から見つめ直した作品だ。

 ホーグランド監督は17歳まで日本で過ごし、大学卒業後は日本のテレビ局のニューヨーク支社に勤めた日本生まれのアメリカ人。映画制作に携わると同時に、黒澤明監督や 宮崎駿監督の映画の字幕翻訳も手掛けている。そんなホーグランド監督が、日米の関係を描くために現代アートを用いたのは、村上隆をはじめとして、日本の現代アートは世界的に高く評価されているにもかかわらず、露骨に戦争の記億や米軍基地問題と向き合った作品はほとんど知られていないことがきっかけとなったのだという。

 生まれ育った国と故国のはざまで揺れるホーグランド監督は、「わたしは、世界にこの素晴らしい『文化遺産』を紹介したいと思ったと同時に、日本の若い人にも知ってほしいと思いました」と本作が海外だけでなく、日本国内の若い世代に向けられていることを明かすと、「日本にも『抵抗』の歴史があり、その『抵抗』を世界級のアートとして表現し続けているアーティストたちがいることを」と表立っては語られない日本の歴史言説についても言及した。

 終戦からわずか15年後に起きた安保闘争にはさまざまな立場の人が参加し、「もう戦争をしたくない」という強い意志を感じさせた。そのことを現代アーティストの作品から現代に問い直した本作は、辛らつといってもいいほどの視点から日本人を見つめる。それもすべては、ホーグランド監督の愛情の裏返しなのかもしれない。

映画『ANPO』は9月18日よりアップリンクにて公開


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