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佐藤寛子、しなやかな肢体は、ポールダンス特訓のたまもの!

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ポールダンスは見ものです!!
ポールダンスは見ものです!!

 どうしようもない人間のさがをエロチックかつバイオレンスを交えて容赦なく描き、衝撃を与えた映画『ヌードの夜』から17年。石井隆監督の最新作『ヌードの夜/愛は惜しみなく奪う』で新たなヒロインの、れんを演じた佐藤寛子がインタビューに応じ、体当たりで臨んだ撮影の裏側を明かした。

映画『ヌードの夜/愛は惜しみなく奪う』ギャラリー写真

 本作は、殺人を犯した女と、そんな女にほれてしまった何でも代行屋の紅次郎の奇妙な関係を描いた1993年の映画『ヌードの夜』の流れをくんだ作品。紅次郎を利用して完全犯罪をもくろむ女と、そんな彼女の過去の傷に触れた紅次郎が、深みにはまりながらも彼女を救おうともがくという構図は映画『ヌードの夜』と同じ。しかし、内容の深刻さ、エロチックさ、パワー、すべてにおいて17年前のそれをしのいでおり、欲深い女たちの醜い生きざまの中に、多くの女性が共感する強さがあると評判だ。そんな本作で佐藤が演じたのは、竹中直人演じる紅次郎を利用しようとする、美少女れん。人には言えない暗い過去を持ち、純真無垢(むく)な少女の顔と、妖艶(ようえん)な魅力を振りまく大人の顔を使い分ける、複雑な役どころだ。

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 「れんとわたしとでは、共通する部分は女性であるということだけ。もし、れんが目の前にいたら、『つらいのはわかる。だけど、なぜそうなってしまう! 君だけ不幸になっちゃダメだぞ』と言うと思います(笑)」と自分とかけ離れたキャラクターに最初は戸惑いを覚えたそうだが、実際に撮影に入ってみると「監督に『芝居はしないでくれ。れんとしてそこにいてくれ』と言われて、すごく悩みました。でもわたしにもどこかには、れんのように、自分を卑下してうっぷんをためているのに出さないところがあるのかもしれないと思いました」と言う。

 そんな本作では、紅次郎とれんの関係が見どころの一つ。演じているうちに、「れん」として紅次郎を好きになっていったという佐藤は、「すごく魅力的ですよね。汚い部分も全部包み込んでくれる男性というのは、やっぱりひかれます。なかなかいないと思いますけど(笑)」とすっかりぞっこんの様子。さらに、「わたしが年上好きだからかなと思っていたのですけれど、映画を観た妹も『かっこいい、紅次郎さん!』と言っていたので、『あ、やっぱりわかるのね。20歳の女の子でも、この紅次郎さんのかっこよさが!』と思いました(笑)」と笑顔を見せた。

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 その一方で、本作では美しい肢体を惜しげもなく披露していることも話題となっている。全面に映し出されるその姿は完ぺき。グラビアアイドル時代よりも締まった印象を受ける。しかし、本人は「特別な努力はしていないんです」と笑う。「実はポールダンスのシーンがあるので、撮影前に1か月ほど特訓したんです。ポールダンスって、ポールを持って回るだけというイメージがありますよね。でも実際には、すごく筋肉を使うし、難しいんです。それで自然と代謝が上がったみたいで」と思わぬ秘密を明かしてくれた。そのポールダンスの特訓の成果もあってか、ポスタービジュアルにも使われている竹中直人が佐藤を抱きかかえるシーンをはじめ、随所で披露されている佐藤のしなやかな肢体は、女性も見とれるほどの美しさだ。そのあたりもぜひ劇場で確認してほしい。

ヘアメイク 大和田京子(SLANGinc.)、スタイリスト 石野美穂(オランジェ)

映画『ヌードの夜/愛は惜しみなく奪う』は10月2日より全国公開

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