シネマトゥデイ

シネマトゥデイ
.

手描きアニメにこだわるスタジオジブリ宮崎駿監督に素朴な疑問!「なぜいつもエプロンを着けているの?」(1/2)

手描きアニメにこだわるスタジオジブリ宮崎駿監督に素朴な疑問!「なぜいつもエプロンを着けているの?」
三好紀彦氏

 18日、御茶ノ水のデジタルハリウッド東京本校で、映画『借りぐらしのアリエッティ』CGメイキングセミナーが行われ、現在はスタジオジブリでCG制作に携わる同校卒業生の三好紀彦氏がジブリアニメ制作の秘密を披露した。

 スタジオジブリといえば、手描きアニメに対して職人的なこだわりを見せたり、映画『風の谷のナウシカ』などの過去の作品のブルーレイ化においても、HDリマスターなどの高画質化をあえて拒否し、当時の画質を再現した状態で収録・販売したりと、最新のテクノロジーに関してはどこか保守的な印象がある。そんなスタジオジブリと最新のテクノロジーとの親和性とはいったいどのようなものなのか、会場に集まった三好氏の話に参加者は興味深そうに耳を傾けていた。

 講演では、排水溝の水面にゆらめく光のシーンや、アリエッティがロープでのぼるシーンなどの例を挙げながら、CG制作の裏側を解説。そもそもスタジオジブリがCGを使う際のスタンスとして「使用目的を明確にする」「手描きではできない表現を目指す」「作品の世界観を守る」「方式ではなく道具として使う」という4点を挙げた。これはつまり、これみよがしなCGは良しとはせずに、手描きで表現できない部分を補うために使用するということなのだと三好氏は説明する。

 結果的にジブリでは描かれているものがすべてで、描いてある以上のものは求められない。いわば「これがCGなの!?」といわれるような使い方が理想的なのだそうだ。そして「作画の人が鉛筆を、美術の人が絵筆を持つように、われわれはアプリケーションは使うけれども、自動計算に頼り過ぎないようにしています。自分で結果を想像しながら使わないと、誰でも作れるような絵しか作れなくなる」と自らを戒めるように語る三好氏は、「ぼくはクリエイターではなく、あくまで職人ですから」と言い切った。

 そして参加者から「なぜジブリは手描きにこだわるのか」と問いかけられた職人・三好氏は、「ジブリのスタンスとして、アニメというものは手描きからスタートしたからということがあるんです」と返答。そこからなぜか、「ドキュメンタリー番組などに登場する宮崎駿監督は、なぜいつもエプロンを着けているんですか?」という質問が出て、会場内は笑いに包まれた。そんな素朴な疑問に三好氏は、「確かに絵の具を使うために絵筆をよく持っていますから、エプロンをいつもしています」と前置きをした上で、「直接聞いたわけではないんですけれど、宮崎監督なりの戦闘服なんじゃないですかね」と解説。そのいかにも職人らしい見解に、妙に納得してしまった様子の会場内だった。


【関連情報】

楽天市場

ブログなどをご利用の方は以下のURLをトラックバックURLとして指定してください。

[PR]
おすすめ特集
映画アクセスランキング
  • Loading...
»もっとランキングを見る«
楽天市場
スポンサード リンク
  1. 記事
  2. 2010年
  3. 9月
  4. 24日
  5. 手描きアニメにこだわるスタジオジブリ宮崎駿監督に素朴な疑問!「なぜいつもエプロンを着けているの?」