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竹中直人、『ヌードの夜』への出演を脚本も見ずに決めたワケ

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会場は大盛り上がりだったようですね! 竹中直人
会場は大盛り上がりだったようですね! 竹中直人

 15日、現在公開中の映画『ヌードの夜/愛は惜しみなく奪う』でタッグを組んだ石井隆監督と竹中直人が、石井監督作品の特集上映が行われている銀座シネパトスでトークイベントを行った。

映画『ヌードの夜/愛は惜しみなく奪う』写真ギャラリー

 本作は男女のどうにもならない情愛の果ての凶行を描き、独自の世界観が熱狂的支持を集めた石井監督90年代の代表作の一つで、1993年に公開された『ヌードの夜』の主人公・紅次郎(竹中)の新しい物語。10年前に書きあげ、竹中に渡されたままだった脚本が、竹中からの呼びかけにより映画化したもので、前作から17年、企画から10年をかけた渾身(こんしん)の作品だ。

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 この日はそんな盟友ともいえる二人が、石井監督1992年の作品で大竹しのぶがヒロインを務める『死んでもいい』の上映前に登場。この作品で竹中はゲイカップルを演じているが「そのときの役づくりは(映画『ブロークバック・マウンテン』の)ヒース・レジャーを参考にしました(笑)」とひょうひょうとした顔でコメント。そのほかにも、いかにも竹中らしいユーモラスなコメントを連発し、会場を盛り上げた。中には「最近共演した栗山千明ちゃんから、『わたし昔、竹中さんの娘役を演じたことがあるんですよ』と言われてびっくりした。よくよく聞いたら過去に石井監督の『GONIN』(1995年)で共演していたんですよね~」と女優にはあまり関心を持たないことをうかがわせる、ユニークなエピソードも明かしていた。

 そして、『ヌードの夜』に出演した経緯について、竹中は「もともとオレは脚本を読まない。タイトルが『ヌードの夜』で、監督が石井隆さんだったから出演したんです」と説明。さらに「石井監督が劇画作家だったころからファン。石井さんの作品に出演できるだけでうれしい。これからもずっと参加するのが夢です!」と石井監督への熱い思いをさく裂させていた。

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 そんな竹中からのリスペクトあふれる言葉を聞いた石井監督は、うれしそうにテレ笑い。そして監督本人はこれまで作り上げた作品群の制作秘話などを淡々と語り、石井作品ファンと思われる、中高年男性が多数を占める観客たちは熱心に聞き入っていた。

 『ヌードの夜/愛は惜しみなく奪う』は、石井監督の映画『ヌードの夜』の続編。何でも代行屋を営む紅次郎(竹中)がバーを営む美しい母娘3人の末娘・れん(佐藤寛子)から仕事の依頼を受けたことをきっかけに、完全犯罪に巻き込まれていく。

映画『ヌードの夜/愛は惜しみなく奪う』は銀座シネパトスほか全国公開中
「石井隆特集 名美という名の女」と題した特集上映は銀座シネパトスにて10月21日まで連日21時より上映中

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