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「おしん」の大奥さまで知られる女優・演出家の長岡輝子さんが死去 享年102歳 日本の女性演出家の草分けとして活躍

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「宮沢賢治の魅力」シリーズ朗読レコーディング中の長岡輝子さん
「宮沢賢治の魅力」シリーズ朗読レコーディング中の長岡輝子さん - ご冥福をお祈りいたします

 女性演出家の草分けとして知られる女優・長岡輝子さんが18日、老衰のため自宅で亡くなった。享年102歳。葬儀は20日午後、近親者にて執り行われた。長岡さんは、小津安二郎監督や成瀬巳喜男監督の映画や舞台を中心に活躍し、近年は朗読の分野でも活躍していた。

 長岡さんは、1908年岩手県生まれ。パリで演劇を学び、劇団テアトル・コメディを結成。文学座への入団後は演出家・女優として、芸術祭文部大臣賞を含む複数の演劇賞を受賞するなどの活躍を見せていた。

 テレビの分野でも個性的な脇役を演じることで知られ、NHK朝の連続テレビ小説「おしん」で主人公を見守る商家の大奥さまを見事に演じて、話題になった。1970年代からは朗読の分野でも目覚ましい活躍を見せており、CD「宮沢賢治の魅力」シリーズ(キングレコード発売)では故郷の詩人・宮沢賢治の作品を岩手なまりで朗読した。

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