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審査員特別賞受賞の新藤兼人監督が感動のコメント!しかし不可解な会見強制終了で、最後は大モメ!!【第23回東京国際映画祭】

審査員特別賞受賞の新藤兼人監督が感動のコメント!しかし不可解な会見強制終了で、最後は大モメ!!
感動のコメントに会見場は大拍手! -新藤兼人監督

 第23回東京国際映画祭が31日、各賞の発表をもって閉幕した。授賞式後に行われた受賞者&審査委員による記者会見が行われ、コンペティション部門の最高賞にあたる「東京 サクラ グランプリ」を受賞した映画『僕の心の奥の文法』を監督したニル・ベルグマン、審査員特別賞を受賞した映画『一枚のハガキ』の新藤兼人監督らが出席。一方、最後に登場した審査委員長のニール・ジョーダン監督がマイクを握り、一言あいさつを終えると、スケジュールの遅れを理由に、会見は強制的に終了。各賞の選考理由という最も肝心なことが不明なままとなり、記者が事務局サイドに詰め寄った。

 今回、デビュー作『ブロークン・ウィング』以来2度目の最高賞受賞という快挙を成し遂げたベルグマン監督は、「この作品はわたしにとって長編2作目。前作よりも期待が高くなったし、評価の目も厳しくなる。だからこうして(大賞を)受賞できたのはある意味、前回よりも重みがある」と喜びをかみしめた。

 また、新藤監督は「映画監督の新藤兼人です。映画を撮っているうちに98歳になりました。これが最後の映画だと思っています。最後だから言いたいことを全部言った」と改めて『一枚のハガキ』がキャリア最後の作品だと強調。長年の監督生活を「お金もなくて金策に奔走する毎日。転んでも泣かないで映画作りを続けた。なぜなら泣いていては映画は作れないから。ただただ前を向いて(映画作りを)続けてきたのです」と振り返った。

 それでも記者から「ぜひ次回作を!」のラブコールを受けると、「わたしは死が近いもので、固い約束はできませんが、応援してくださる方がいれば、またやりたいです」と現役続行とも受け取れる感動的なコメントで、会見場は大きな拍手に包まれた。

 そして最後に登場したのが、コンペティション部門の審査委員長を務めたニール・ジョーダン監督。「最終的に(15本のうち)4~5本に絞り込まれた。キャラクターの力強さや作品としての完成度について、他の審査員たちと一緒に1本1本精査していった」と語り終えると、司会者が「スケジュールの関係でここで(会見を)終了します」と突然の宣言。確かに終了予定時間は過ぎていたが、それは毎年恒例のことだ。

 何より、なぜ『僕の心の奥の文法』が最高賞に選ばれたのかという、9日間映画祭を見守ってきたプレスにとっていちばん知りたいことが分からずじまいという事態に、会見場はざわついた。事務局サイドは「スケジュールの都合」の一点張り。スタッフは「後ほど、ジョーダン監督のコメントを文書で出します」と事態の収拾に務めたが、当然記者たちは「それでは2時間会見した意味がない」と猛反発していた。

以下、第23回東京国際映画祭の動員数
劇場動員数:41,862人(上映作品数114本、総上映回数275回)
TIFFCOM、共催/提携企画動員数:134,094人
グリーンカーペット、アリーナなどイベント:約45,000人


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