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日本版『チェブラーシカ』を原作者が大絶賛!!ロシア国内での批判乗り越え、「著作権、何でも差し上げます」

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左から原作者のエドゥアルド・ウスペンスキーと中村誠監督
左から原作者のエドゥアルド・ウスペンスキーと中村誠監督

 本場ロシアはもちろん、ここ日本でも絶大な人気を誇るパペットアニメ映画『チェブラーシカ』の27年ぶりとなる新作が日本人スタッフを中心に制作された。完成までに約6年を費やした本作の全国公開を前に、原作者のエドゥアルド・ウスペンスキー、そしてメガホンを取った中村誠監督のツーショットインタビューが実現した。ロシアの国民的アニメを日本人スタッフが映画化するということで、当初はロシア国内からの批判もあったという本作。インタビューでは日本版制作に協力の手を差し伸べたウスペンスキーから、中村監督であれば、自身の著作の映画化を何でも任せられるという大絶賛の声が飛び出し、中村監督を安堵(あんど)させた。

映画『チェブラーシカ』場面写真

 『チェブラーシカ』は、児童文学作家のウスペンスキーが書いた「ワニのゲーナ」を原作に、パペットアニメ界の名匠ロマン・カチャーノフ監督が1969年から1983年の間に合計4作を製作した人気シリーズ。ロシアの国民的人気キャラクターだけに、原作者のウスペンスキーが日本版制作に協力したことに、ロシア国内からは批判の声も上がっていた。しかし、ウスペンスキーは本作の完成度に満足し、「この映画を観たら、きっと自分の判断が間違っていなかったと言ってくれるはず」と頼もしいコメントを寄せた。作品の出来が素晴らしいとの評判が広まっているという現在では、ロシア国内でも一部で上映され、観客から「原作の一番良いところが保たれている」などうれしい声が上がっている。

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 ウスペンスキーの言葉に安堵(あんど)の表情を浮かべた中村監督は、「ロシアで知らない人はいないキャラクター、その新作を僕がやるっていうのはプレッシャーでしたね」と制作当初を振り返り、制作中に大切にしたのはあくまでオリジナルの世界観であり、いかに正統な続編を生み出すかが課題だったと語った。常に「当時のスタッフが今の技術を使ったらどうなるか」と自問自答しながら『チェブラーシカ』の制作に挑んでいったという中村監督。チェブラーシカをはじめ、各キャラクターの性格を深く掘り下げることで、パペットたちの自然な「演技」を演出した。

 そんな中村監督の努力のかいあって、ウスペンスキーから「素晴らしい作品。特にパペットの動きがいいですね。本当に気に入っています」と評された日本版『チェブラーシカ』。ウスペンスキーはさらに「もし彼が『映画化したい』と言えば、わたしの30冊以上ある著書(の権利)は何でも差し上げますよ」と中村監督を大絶賛。原作者の「お墨付き」をもらった日本版『チェブラーシカ』に、さらなる期待が高まるインタビューとなった。

映画『チェブラーシカ』は12月18日より全国公開(同時上映『くまのがっこう ~ジャッキーとケイティ~』)

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