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薬師丸ひろ子、22年ぶり映画主題歌決定!過去に「断った時期ある」

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変わらぬ透明感で魅了する薬師丸ひろ子
変わらぬ透明感で魅了する薬師丸ひろ子

 大人気の“ブサカワ犬”わさおが映画デビューを飾る話題作『わさお』の主題歌を、主演の薬師丸ひろ子が歌うことが13日、明らかになった。同日、薬師丸は都内スタジオで主題歌「僕の宝物」のレコーディング風景をマスコミに公開。薬師丸が自身の主演作で主題歌を歌うのは、1989年に桃井かおりと共演した映画『レディ!レディ READY! LADY』以来なんと22年ぶりとなる。

 久しぶりのレコーディングとあって、「最初に仮歌を入れたときは、落ち込むだけ落ち込みました。優しいメロディーに、優しい言葉を乗せるのは想像以上に難しかった」と語る薬師丸だったが、この日は変わらぬ透明感ある歌声で、健在ぶりをアピール。また、「わさおはしゃべれないので、わさおの気持ちやわたしたちが抱いた思いを誰かが代弁できるなら、それはとてもすてきなこと。映画の温かなメッセージが曲を通しても伝わっていると思う」とその出来に満足げだった。

 今回共演したわさおについては「頭がすごくいい。人が求めていることを理解していたし、台本にはないことを奇跡的にやってくれ、感動や喜びが相乗効果となった」と大絶賛。一方で、「わさおは甘えん坊で撮影ができるのは1日2時間くらい。お母さん(わさおの飼い主である菊谷節子さん)が毎日わさおに台本を読み聞かせていた」とわさおの素顔も明かした。ロケ地は映画『もののけ姫』の舞台としても知られる青森県・白神山地の雄大な大地。「自然なくして、この映画は語られない。とても寒い時期だったが、自然に助けられて演技ができた。青森の一番美しい季節に撮影できた」と薬師丸は撮影時の様子を振り返った。

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 これまで『セーラー服と機関銃』『探偵物語』『メイン・テーマ』など数々の映画で主題歌を歌ってきたが、「ふと振り返って、主演した映画に自分の主題歌が流れることが果たしていいことなのかと思うようになり、(主題歌を)断ってきた時期もあった」と薬師丸。しかし今年1月には約20年ぶりのコンサートを開催し、「皆さんが過去の曲を聞いて、瞬時に当時を振り返っているんだと強く感じました。わたしには歌というたくさんの宝があるので、もう一回見直す企画を進めている。いつか集大成としてお届けできると思います」と歌手としての新たな活動も示唆するファンにはうれしい発言も飛び出した。

 『わさお』は、ブログで人気に火が付いたブサカワ犬・わさおが主演を務め、東京から飼い主を捜して青森へたどり着いたわさおと、人には懐かず現れては消えるわさおを助けようとするセツ子(薬師丸)との交流を感動的に描く。一番の特徴は、映画の中のわさおが、わさお自身ということで、薬師丸も「新しい犬映画ができた」と自信を見せた。監督は、映画『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』の錦織良成

映画『わさお』は2011年3月5日より全国公開

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