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水道橋博士&上杉隆、タブーに切り込む!「記者クラブは巨大な洗脳的な役割」

水道橋博士&上杉隆、タブーに切り込む!「記者クラブは巨大な洗脳的な役割」
熱く語り合う水道橋博士と上杉隆

 5日、シアターN渋谷にて、映画『GONZO~ならず者ジャーナリスト、ハンター・S・トンプソンのすべて~』にちなんだ討論会「現代のタブーに挑む」が行われ、水道橋博士とジャーナリストの上杉隆が出席。芸能から政治まで幅広いジャンルでのタブーに迫った。

 どんな大物でも構わず懐に入り込み、取材対象の内面を深くえぐるような取材を行ったアメリカのジャーナリスト、ハンター・S・トンプソン。「書くことで何かを変えられる」という強い信念のもと、自らの不利益を顧みず、世論を動かしてきた彼の生き様に共感を覚えるメディア関係者は多い。博士は「ぼくは石丸元章というライターと一緒に台湾旅行をしたとき、彼が影響を受けたジャーナリストと聞いて、興味を持ったのがハンターとの出会いですね」と語る。

 一方の上杉は、鋭い切り口でタブーに切り込むことで有名だが、「ハンターは(麻薬の取材で、自らも中毒者になってしまうように)自身がプレイヤーとなって、作品を作り上げるけど、ぼくの場合はその部分で少し表現方法は違いますね」と分析。すると博士は「日本のジャーナリズムは取材元を書かないのがルールとなっているけど、上杉さんはそこを出そうとする姿勢がすごいよね」と称えると上杉は「公人は出してもいいと思うんですよ。でもそうすると日本では嫌われてしまうってことが最近わかりましたね」と苦笑い。

 その後も、官房機密費報道などに代表されるような記者クラブのありかたや、相撲協会の八百長問題など、日本のジャーナリズムが持つ問題点をズバズバと指摘。特に「日本の記者クラブは巨大な洗脳的な役割になっている。この部分を破っていかないと、日本からはハンターみたいな記者は出てきません」と上杉が持論を述べると、博士も大きくうなずいていた。しかし一方で「だからおれたちは番組をよく下ろされちゃうんだろうね」とポリシーを貫くことでの苦労話もポロリ。

 本作は、1960~1970年代に活躍した伝説のジャーナリスト、ハンター・S・トンプソンに迫ったドキュメンタリー映画。大統領に怖がられ、ギャング集団に飛び込み、国民から愛され続けている男の生き様を描いた問題作。彼のファンだと公言する俳優ジョニー・デップがナレーションを務めていることでも話題になっている。そのことについて博士は「タイトルを“ジョニーデップがもっとも愛した男”にするとか“ジョニーデップの最新作”ってキャッチコピーつけたほうがもっとお客さんが着てくれたんじゃない?」と宣伝担当に突っ込みを入れていた。

映画『GONZO~ならず者ジャーナリスト、ハンター・S・トンプソンのすべて~』はシアターN渋谷、シネマート新宿にて公開中


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