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スタジオジブリ『耳をすませば』がブルーレイに 永遠の青春映画が高画質になって登場

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『耳をすませば』場面写真
『耳をすませば』場面写真 - (C)柊あおい/集英社・二馬力・GNH

 柊あおいの原作をスタジオジブリがアニメーション化した映画『耳をすませば』のブルーレイが7月20日に発売される。本作は、宮崎駿が脚本・絵コンテを担当。特典も新たに追加され、より高画質になったファン待望のブルーレイ化だ。

 『耳をすませば』は、『風の谷のナウシカ』『天空の城ラピュタ』など旧作のブルーレイ化が続いていたスタジオジブリ作品の中で、宮崎監督作品以外では、高畑勲監督『ホーホケキョ となりの山田くん』、米林宏昌監督『借りぐらしのアリエッティ』に続く3作目のブルーレイ化。本作の近藤喜文監督は映画『火垂るの墓』以降、スタジオジブリ作品の中心となってきた人物で、本作が初監督。映画『もののけ姫』の仕事を最後に、惜しくも1998年に47歳の若さで亡くなった近藤さんの唯一の監督作品が、今も青春映画の名作として語り継がれている本作だ。

 今回のブルーレイ化に際してはDVDに収録されている絵コンテ、井上直久の背景画集、予告編集はそのままに、アフレコ台本ほか、「井上直久の一枚の絵が出来るまで」を新たに収録。ブルーレイディスクの大容量を生かした高画質・高音質の本編はもちろん、豪華な特典も見逃せない。青春の雰囲気を見事アニメーション化することに成功し、多くの人を魅了した本作の制作の裏側をのぞくことができる特典となっている。

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 本作では監督を近藤さんに任せ、自身は脚本・絵コンテを担当した宮崎だが、ヒロイン・雫がバロンと異世界を旅するファンタジックなシーンだけは、「飛翔の第一人者」として演出を担当している。当時としては最新鋭のデジタル合成も使用したというこの場面も、本作の魅力に一枚かんでいることは間違いないだろう。

 『耳をすませば』は、近藤監督の「いまのこどもたちの成長する過程を等身大に描けないかとずっと考えていました」という思いが結実した作品で、主人公を本名陽子、高橋一生という登場人物と同年代の2人が演じていることからもそれはうかがえる。本作を観てスタジオジブリに入社した一人には『借りぐらしのアリエッティ』の米林がいるといい、米林作品と前後してブルーレイがリリースされるのは粋な計らい。

 今年の夏には、本作同様かつて宮崎がアニメーション映画化を検討したこともあった少女マンガ「コクリコ坂から」がスタジオジブリ新作として公開予定。2つの少女マンガ原作作品を見比べてみるのも、暑い夏の過ごし方としてオススメかもしれない。(編集部・福田麗)

ブルーレイ『耳をすませば』は7月20日発売 価格: 7,140円(税込み)

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