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被災地石巻市発!携帯電話のボイスレコーダーで録音したラップを配信! 電気つかぬ部屋の中で収録 石巻市在住のラッパー(1/2)

被災地石巻市発!携帯電話のボイスレコーダーで録音したラップを配信! 電気つかぬ部屋の中で収録 石巻市在住のラッパー
ジャケット写真は、楽団ひとりの住む町で撮影されたもの

 「これが現場だ!」と携帯のボイスレコーダーで録音したラップを配信し、話題を呼んでいる宮城県石巻市出身のラッパー・楽団ひとりが、配信までの経緯、地元への思いを語った。

 29日、電話での取材に応じた楽団ひとりは、震災が起きた3月11日を振り返り、「油断してました……」、と言った。仙台市内で仕事中だったという彼は、地震発生当時、以前起きた群発地震を思い出したという。「あれくらいの大きな揺れは前にもあったし、津波はなかった。だから、大丈夫だって思っていたんです。」、妻と子どもの無事は確認できたが、家族の住む石巻までは仙台から50キロほどあり、その日は友人の家に避難することに。「いつもの地震だから」という余裕は、ツイッターを見ているうち、恐ろしい不安へと変わっていった。「停電でテレビはつけられなかったんですが、携帯でツイッターを見て、10メートルの津波……と聞いてこれはまずいかもしれない、って初めて思いました」、気仙沼での火災、津波被害、各地からのSOS、続々と流れていくツイッターのタイムライン、不安に包まれた夜を過ごした。その後、ラッパー仲間のKICK-O-MANと合流し、内陸を通って東松島市へと入った楽団ひとりの目に映った光景は異様だった。「国道は海から4キロも離れていたのに、津波で水没していました。そこから先にはとても進める状態じゃなかった」。その日は石巻には行くことができず、家族に再会できたのは翌日のことだったが、KICK-O-MANとともに無残に変わり果てた地元の街を走る車の中で、歌詞を書き続けた。

 「本当は、配信する予定もなかったんです。でも、ネット見たらいろんなアーティストがチャリティソングを作ってた。被災した自分たちの立場は、そういう歌を聞く側でもあるけど、同時に発信する側でもある。じゃあ、おれらなら一番、この今の被災地の現状を伝えられるんじゃないかって……」。楽団ひとりから連絡を受けた友人のFragmentは、震災から13日後の3月24日、映像作家の大月壮氏とともに石巻を訪れた。電気の復旧もされていないなかで、楽団ひとりとKICK-O-MANのラップは携帯のボイスレコーダーで一発録音された。「パフォーマンス、火事場泥棒と言われても仕方ないが、今なお石巻で生活してる2人の生の声を聞いてほしい」というFragmentの想いのもと、アカペラで録音されたラップに音をつけた.『NORTH EAST COMPLEX part 3.11』が、ネットを通して配信された。


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