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故デニス・ホッパーさんの息子ヘンリーが登場 ガス・ヴァン・サント監督の加瀬亮も出演した『永遠の僕たち』上映

第64回カンヌ国際映画祭

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故デニス・ホッパーさんの息子ヘンリー・ホッパー
故デニス・ホッパーさんの息子ヘンリー・ホッパー

 俳優・加瀬亮が出演したガス・ヴァン・サント監督の映画『永遠の僕たち』が開催中の第64回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門オープニング作品として上映され、現地時間13日、記者会見が行われた。会見には、サント監督のほか、本作が映画デビューとなる故デニス・ホッパーの息子ヘンリー・ホッパー、ヒロイン役のミア・ワシコウスカ、女優としても知られるプロデューサーのブライス・ダラス・ハワードが出席した。

第64回カンヌ国際映画祭コンペ部門出品20作品

 同作品は、葬式の参列が趣味という少年と、末期がんの少女のラブストーリー。加瀬は、少年と交流する神風特攻隊のゴースト・ヒロシ役で、彼の存在が間もなく別れなければならない2人の死生観を変えていく重要な役どころだ。

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 加瀬は今回、新作『東京オアシス』の撮影でカンヌ入りできなかったが、ヒロシ役についての質問が飛んだ。サント監督は加瀬を起用した理由について、「彼のことは、1991年ごろから来日した際の通訳を通して知っていて、来日するたびに会っていたんだ。あの年代で知っている役者って彼ぐらいだし、すばらしい俳優だよ」と早くからキャスティング候補に名前が出ていたことを明かした。

 また、本作で父の跡を継ぐで俳優になったヘンリーは「アートと映画への愛情は持っている。でもかなりの間、俳優になることに抗っていた。今は、自己表現の方法であることを実感している。(抵抗していたのは)周りのみんなが苦労しているのを見ているし、とにかく(演技は)強烈な作業だから。でも、何か自分に捧げることが出来るならすべきだと思うんだ」と複雑な胸のうちを語った。(取材・文:カンヌ・中山治美)

 映画『永遠の僕たち』は12月公開予定

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