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山本太郎、原発反対デモ参加、ドラマ降板、所属事務所離脱後に公の場に初登場!元気な姿を見せる!

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八嶋智人と真剣な面持ちで話している山本太郎
八嶋智人と真剣な面持ちで話している山本太郎

 5月27日に所属事務所のシス・カンパニーを離脱したことを発表した俳優の山本太郎が、1日に神奈川芸術劇場で行われたブロードウェイ・ミュージカル「太平洋序曲」の公開稽古に登場して元気な姿を見せた。

 東日本大震災で発生した原発事故以来、山本は自身のツイッターで脱原発を訴え続け、4月10日には原発反対デモに参加。それ以外でも、子どもの安全を守るため5月23日には文部科学省の前で「放射線量年間20ミリシーベルト」の撤回を訴えるなどをしていた。25日の夜には、一連の発言や行動が原因となって出演の決まっていたドラマを降板させられたとツイートしたことが大きな反響を呼び、迷惑をかけまいという思いから13年間所属したシス・カンパニーを離れるに至った経緯がある。

 「太平洋序曲」で山本が演じるジョン万次郎は、黒船の襲来にいち早く気付いて、鎖国中の日本に迫る危機を伝えようとする役回りであり、開国を迫って次々と訪れる西洋の刺客にも屈せず、かたくなに日本の伝統を重んじようとする。日本を愛して命懸けで守ろうとする精神が、くしくも山本とリンクしており、演出の宮本亜門は「一本気なところや、何を正しいと思って、何を大切にしたいかが役と結びついている」と絶賛。この日、公開稽古後に行われた囲み取材に山本は不参加。現在の胸のうちが語られることはなかったが、情熱があふれるような赤いTシャツを着て、与えられた役をひたむきに熱演する姿からは、上演を目前に控えた本作、そして日本への並々ならぬ愛情や熱意が伝わってくるようだった。(取材・文:肥沼和之)

ブロードウェイ・ミュージカル「太平洋序曲」は6月17日~7月3日まで神奈川芸術劇場で上演

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