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『冷たい熱帯魚』で鬼畜を体現したでんでん、神楽坂恵を本気で何度もたたき「パラダイスだった」

『冷たい熱帯魚』で鬼畜を体現したでんでん、神楽坂恵を本気で何度もたたき「パラダイスだった」
R18+指定『冷たい熱帯魚』の舞台裏を吹越満とでんでんが語る!

 埼玉の愛犬家連続殺人事件や、園子温監督自身が被害に遭った詐欺事件などをベースに生まれた映画『冷たい熱帯魚』。エロスとバイオレンスが満載な、R18+指定のブラック・エンターテインメントだ。今年1月の劇場公開時には入場待ちの観客が列をなしたといわれるスマッシュヒットのけん引役、吹越満とでんでんに話を聞いた。

 台本を読んだときから「絶対に出たい、そして観たい」との思いを強くしていた吹越は、「テレビでは絶対に描けない映画らしさ」が今作の魅力だと語る。一方、日本映画史上に残るモンスター、村田役を体現したでんでんは「台本を読んだ僕らでさえ、あれだけ枠からハミ出る映画になるとは思わなかった(笑)。単におぞましいだけの映画ではなく、笑えるシーンによって、たまったガスが抜けていく。だからこそ見終わった後、心地よい疲労を感じられるんじゃない?」とヒットの要因を振り返る。

 七福神顔のでんでんが、神楽坂恵ふんする若妻を張り倒すくだりから、まさに衝撃シーンの連続だ。「映画『復讐するは我にあり』の緒形拳さんを観て、悪役にずっとあこがれていた」という当の本人は、「監督の指示で何度も本気でたたいたから、彼女(神楽坂)は災難だったよね。僕にはパラダイスだったけど(笑)」と満足げ。この世の地獄へ引きずりこまれる社本役の吹越に至っては、「そもそも朝起きて決まった時間に出社するまともな生活がイヤだから、この仕事を選んだようなもの。それだけに、人間としてダメになっていく役を演じられるのは、ステキですね。だいたい僕ら、夜は飲んだくれているオヤジですから(笑)」と意外なダメ人間ぶりまで披露した。

 さらに、「社本にも裏の顔があったから、あれほどの変ぼうを遂げた。村田は彼の人間性を見越して、引っ張りこんだんだよ」とでんでんが言えば、「被害者ぶりながら、社本は村田を利用した部分もあるかもしれない」と2人して社本をメッタ斬(ぎ)りだ。

 がっぷり四つに組んだ印象については、「村田の衣装を着たでんでんさんのたたずまいがカッコいい。だからみんな、だまされるんだね」と吹越が即答。でんでんもまた「満ちゃん(吹越)は僕の芝居を受けながら、ちゃんと攻撃してくる。簡単そうだけど、なかなかできないことだよ」と激賞する。2人の言葉にお世辞のカケラもないことは、『冷たい熱帯魚』を観れば明らか。ブルーレイ&DVDの音声特典、爆笑“猛毒コメンタリー”も必聴だ。(取材・文:柴田メグミ)

映画『冷たい熱帯魚』ブルーレイ(税込み:5,985円)&DVD(税込み:4,935円)は8月2日発売(発売元:日活株式会社、販売元:株式会社ハピネット)


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