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相次ぐ休閉館に寂しさも…名作の発信源・ミニシアター映画の魅力を再検証!(1/2)

相次ぐ休閉館に寂しさも…名作の発信源・ミニシアター映画の魅力を再検証!
名作『ニュー・シネマ・パラダイス』より - (c)1989 CristaldiFilm

 恵比寿ガーデンシネマにシネセゾン渋谷と相次ぐ休閉館のニュースに寂しさを覚えながらも、映画『キック・アス』『127時間』といったヒット作や話題作を上映し続けるミニシアターならではの楽しみを、今だからこそ見つめ直したい。

 1980年代から2000年代初めまで、東京を中心にスクリーン数を増やしてきたミニシアターの最近の縮小傾向はとても残念だが、国内外の秀作から問題作まで実に多彩な作品を紹介してきた実績は大きい。全国ロードショー上映されるエンターテインメント大作に派手さや華やかさでは劣るものの、芸術性や作家性といった点ではポイントが高い。なかでも、映画『トレインスポッティング』『アメリ』といった作品はひときわ強く作家の個性を放ち、若者を中心に社会現象になったほど。刺激や感動を味わいたいなら、ミニシアター作品のほうが断然上といっても過言ではないだろう。また、映画『ニュー・シネマ・パラダイス』は40週にもわたるロングランヒットとなり、単一映画館での観客動員数や興行収入の記録を打ち立てた。ヒットしないとみると早々に打ち切る大手の映画館もあるようだが、一つの作品をじっくり上映できるのもミニシアターの強みだろう。

 日本のイルカ漁をテーマにしたドキュメンタリー映画『ザ・コーヴ』の公開をめぐる昨年の騒動は記憶に新しいが、このようにあえて上映に踏み切る「冒険心」もミニシアターならでは。こういった社会派作品や問題作にはおカタいイメージがあるものの、各国の映画祭で高い評価を受けた良作も多い。例えば、優れた作品を発掘することで定評のあるサンダンス映画祭で賞を獲得した映画『フローズン・リバー』や映画『闇の列車、光の旅』。このような地味ながら心に響く社会派ドラマが、昨年ミニシアターで上映された。世界のどこかにあるまだ見ぬ風景に出会ったり、問題に触れたりできるのも、ミニシアター系の作品の醍醐味(だいごみ)だ。

 ホラーやキワモノ系、女性好み、インディーズ作品などなど、各劇場にはおおよその得意ジャンルがあり、また小規模ならではのサービスや楽しみもミニシアターにはつきもの。シネコンのような巨大な上映館にも上映初日の舞台あいさつはあるが、ミニシアターではトークショーやQ&Aで観賞作品をより深く知ることができたり、監督や出演者の生の声を聞けるようなイベントが用意されている場合も。割引サービスのある会員カードを発行しているミニシアターもある。


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