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「エヴァ」の庵野監督、実写初プロデュースに「監督よりもプロデューサーは楽でいい」とお気楽発言!?(1/2)

「エヴァ」の庵野監督、実写初プロデュースに「監督よりもプロデューサーは楽でいい」とお気楽発言!?
裏話満載のトークで会場を盛り上げた庵野秀明と平野勝之

 23日、池袋の新文芸坐で映画『監督失格』公開記念オールナイト上映「しあわせなバカタレ」が開催され、本作プロデューサーの庵野秀明、そして平野勝之監督の自主映画時代の作品の一挙上映が行われた。

 平野監督11年ぶりの劇場公開作となる『監督失格』は、「エヴァンゲリオン」シリーズの庵野にとって実写映画初プロデュース作品となる。「平野さんはいつも一人でやってる監督なので、出来上がったものに対して、とやかく言われる現場を今のうちに体験してもらいたかった。上から目線ですね(笑)」とコメントする通り、普段のひょうひょうとした雰囲気とは違い、プロデューサー・庵野は相当なSキャラだったようだ。「ニヤニヤしながら『まだまだ平野さん、覚悟が足りませんね』と言うんですよ。相当なサディストですよ」とふくれっ面の平野監督に対して、「プロデューサーは監督に比べて楽だなと思いましたね。興行的にはあれですけど、内容的には責任をとらなくていいんで。これなら年をとっても続けられる。(スタジオジブリの)鈴木さんも、本作プロデューサーの甘木(モリオ)さんもみんな楽でいいな。平野さんもやってみたらいいですよ」と冗談とも本気ともつかないコメントに会場は大爆笑。しかし、この日の司会を務めていた甘木プロデューサーだけは苦笑いだった。

 しかしそんなお気楽発言とは裏腹に、実は庵野流プロデュース術は過酷なものだったようだ。「平野さんは追い詰めてなんぼですから。こう見えても、みんなでこういう風に追い詰めましょうと作戦会議をやりながら、段階を踏んで追い詰めたんですよ」と振り返る。庵野自身は、これまで多くの女優を追い込み、女性のむき出しの感情を露わにさせてきた平野監督の1990年代AV作品を「実用的なものではないが、当時の映像の最先端だった。観ていて痛々しいものばかりだけど、面白い。人間がむきだしのままに映っていて、アニメと対極」と高く評価する。それらの作品を想定したのか、本作では平野監督を逆にとことんまで追い詰めている。「だからこそ(『監督失格』は)これだけの作品になった」と庵野監督が自負すれば、平野監督も「20年くらいに一本出来るか出来ないかの映画」と自信を見せた。

 自主制作映画の登竜門的コンテストであるPFF(ぴあフィルムフェスティバル)に1985年から1987年まで3年連続で入選を果たすなど、自主制作の世界では当時からすでにスター監督だった平野監督。この日上映された『GUST』 『ハシ』『狂った触角』『人間らっこ対かっぱ』『銀河自転車の夜』といった作品群は、脚本のない即興的な演出と、自転車などに乗りながらの移動撮影が全編フィーチャーされており、とにかく前へ、前へと進もうとするパワーが圧倒的だ。


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