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ラース・フォン・トリアー監督、ヒトラー擁護コメントの謝罪を撤回「言って悪いことなどない」

ラース・フォン・トリアー監督、ヒトラー擁護コメントの謝罪を撤回「言って悪いことなどない」
ラース・フォン・トリアー監督 - Vittorio Zunino Celotto / Getty Images

 5月に行われた第64回カンヌ国際映画祭で、会見の際「ヒトラーに共感している」と発言して事務局から追放処分を受けたデンマークのラース・フォン・トリアー監督が、この発言についての謝罪を撤回し、「言って悪いことなどない」と語っている。

 トリアー監督は、自身の監督作『メランコリア(原題) / Melancholia』の公式記者会見に出席した際、ヒトラーについて「理解できる」と発言。映画祭事務局はこれを重く見て、トリアー監督に謝罪を要求。トリアー監督は謝罪したが、映画祭の理事会が「好ましくない人物」としてトリアー監督の追放を決めた。

 ところがここにきて、トリアー監督が謝罪を撤回するコメントを出している。トリアー監督は、雑誌「GQ」のインタビューで、謝罪は無理にさせられたものだったとし、「正しい発言や間違った発言なんて、無いと思っている。どんなことでも言えるべきだ。自分が言ったことについて謝るのは、自分という人間について、自分のモラルについて謝罪するのと同じで、人としての自分を壊してしまう」と語っている。トリアー監督はまた、「あのときの謝罪は真実ではない。僕は自分の言ったことを悪いと思っていない。悪かったのは、もっとはっきりとさせなかったことだ。ジョークを言ったのも悪いと思っていないが、ジョークだとはっきりさせなかったことは悪かった」とコメント。あのときの発言は間違いなく自分の考えから出たもの、と語ると同時に、発言して悪いことなどない、という姿勢を強調した。(竹内エミコ)


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