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テレビアニメ初主演の勝地涼、監督が「声優では出ない色を持っている」と演技を絶賛

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アフレコの裏話などを明かした勝地涼
アフレコの裏話などを明かした勝地涼

 文豪・坂口安吾の小説「明治開化 安吾捕物帖」を大胆にアレンジしたテレビアニメ「UN-GO」の第1話先行試写会が2日にフジテレビ本社で行われ、声優としてテレビアニメに初主演する勝地涼のほか、山本希望三木眞一郎水島精二監督、脚本家の會川昇が登場して、和気あいあいとしたトークを繰り広げた。

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 『劇場版 機動戦士ガンダム00(ダブルオー)-A wakening of the Trailblazer-』などで声優経験がある勝地だが、本作で主演のオファーを受けたときはさすがにプレッシャーを感じたそうで「丁重にお断りしようかと思いました」と苦笑いしながら振り返る。そして「(主人公の探偵)新十郎も、なぜ推理をしているのか自分探しをしている。どれだけできるか不安でしたが、水島監督をはじめとした皆さんに助けられながら、自分も(主人公と一緒に)成長していければ」と、早くも役柄と自分を重ね合わせる頼もしいコメント。それを受けて水島監督は「声優では出ない色を持っている」と勝地を評価した後、「『役者を使って色気出しやがって』など周囲に言われたが、『お前ら、ほえ面かくなよ』という感じだった。実際にPVが公開された途端、みんなが『いけるじゃないか!』と言ってくれているんです」と満面の笑みを浮かべていた。

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そして、収録現場の和気あいあいとした雰囲気が伝わるエピソードを披露したのは三木で、「毎回差し入れが豪華なのですが、『持っていかれる』ものが多い」と不思議なコメント。実はこれは、現場でちょっとした流行語になっている表現だそうで「差し入れが和菓子など、パサパサしているものが多い。なので、アフレコのときに食べると口の中の水分を持っていかれるんです」と楽しげに解説した。すると勝地がオズオズと「……明日僕が差し入れるものは決まっているのですが、『持っていかれる系』です」とタイミングよく明かし、会場は爆笑に包まれた。

 そして会場には、本作で勝地の相棒を演じる人気声優の豊崎愛生からビデオメッセージが届く。豊崎は観客に向かい「これから1話が上映されるとのことで、『UN-GO』の世界にどっぷり浸かってほしい。観た後は心の中にいろいろ残り、考えることがある作品。最後までじっくりお楽しみください」と語りかけると、監督は「かわいいですね~」とデレデレの笑顔。女性の豊崎に少年役を与えたことについて「計算していた以上に声と絵が合った。ほかの人が少年役をキャスティングする前におれがやらせてみたかった」と語ると、登壇者たちから「グッジョブです!」「良い変態です」となどと口々にほめたたえられて?いた。(肥沼和之)

テレビアニメ「UN-GO」は10月13日より毎週木曜24時45分~フジテレビ・ノイタミナにて放送(初回は25時~放送予定・関西テレビ・東海テレビほか各局でも放送)

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