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田中麗奈『源氏物語』のゾクッとするほど色っぽい妖艶美姿を披露!嫉妬に狂う六条御息所役で新境地

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六条御息所を演じる田中麗奈
六条御息所を演じる田中麗奈

 生田斗真を光源氏役の主演に迎え映画化される映画『源氏物語 千年の謎』で苦悩の女性・六条御息所を熱演する田中麗奈の劇中カットが公開され、高貴な雰囲気を身にまといながら妖艶さを漂わすゾクッとするほど色っぽい姿が明らかになった。

 田中の役どころは前の東宮の妃で、知的な美女。しかし、年下の光源氏に恋をしたことで、嫉妬に狂い、光源氏の正妻・葵の上(多部未華子)や光源氏の愛人・夕顔(芦名星)を生霊となって殺してしまうという難しい役どころだ。

 生霊役のため特殊なメイクを施し、獲物を絡め取る蜘蛛の巣をイメージした特注の衣装を着た田中の姿は妖艶でなまめかしく、1998年にサントリーの「なっちゃん」のCMでお茶の間にさわやかな魅力をふりまいた田中麗奈とはまったく別人に見える。さらに田中はワイヤーロープを用いての撮影にも挑んでおり、まさに新境地を開拓した役といっていいだろう。

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 田中はこの六条御息所を演じるにあたり過去の源氏物語の映画、漫画、原作を読みあさり、どのように「六条御息所」が表現されてきたのか徹底的に研究したという。その表現を理解した上で「身体の中に取り入れるとこんな風な女性に……という希望、それからただ苦しい恋をしてしまった女性の一人というイメージで演じさせていただきました」と役づくりをしていったという。

 また、田中は鬼気迫る生霊メイクについて「アジアンテイストを取り入れたモード感が入っているところが新しいと思うし個人的にも好きです。カツラやメイクも彼女の感情に合わせて少しずつ変わってきています」とストーリーの進行に合わせて丁寧に表現されていることを明かした。また宮本まさ江がデザインする背中の蜘蛛の刺繍は「憎んでしまった姫君をじわじわと追い込み殺していくという彼女の想いを表現されているそうです」と衣装の細部にわたっても六条御息所の狂気ともいえる嫉妬の思いが表現されていることを明かした。

 『源氏物語 千年の謎』は、稀代の美男子・光源氏に生田斗真、紫式部に中谷美紀、光源氏のモデルとも言われる時の権力者・藤原道長に東山紀之、さらに光源氏と華やかな恋愛を繰り広げる姫君たちには真木よう子、多部未華子、芦名星ら、美男美女俳優が豪華絢爛な世紀のラブストーリーを紡ぎ上げる。(編集部・下村麻美)

映画『源氏物語 千年の謎』は12月10日全国公開

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