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ニコラス・ケイジ、盗まれて戻ってきた貴重なコミック本がオークションで1億円超えの高額記録へ迫る

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こちらが「アクション・コミックス no.1」
こちらが「アクション・コミックス no.1」 - 写真:Splash/アフロ

 コミック・コレクターとして知られるニコラス・ケイジが所有する、スーパーマンの初登場を描いたコミック「アクション・コミックス no.1」がインターネットのオークションに出品され、これまでの記録を塗り替えそうな高値を出している。

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 オークションを行っているのはウェブサイト「comicconnect.com」で、出品されたニコラスの「アクション・コミックス no.1」は汚れもなく、ほぼ新品の状態だという。オークションは11月11日に始まったが、出品後数時間で、入札価格が90万ドル(約6,900万円)に達しており、最終日の30日までに、これまでの最高額である150万ドル(約1億1,500万円)の記録を塗り替えるだろうと予測されている。

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 このコミックは、2000年にニコラスの自宅から盗まれてしまったといういわくつきの経歴を持っている。ニコラスはこのコミックを1997年に15万ドル(約1,150万円)で購入し、警護枠に入れて壁に飾っていたが、ほかの数冊とともに何者かによって盗まれてしまった。しかし今年4月に、廃棄されたロッカーの中から発見され、奇跡的にニコラスのもとに戻ってきた。手元に戻ったコミックが盗まれたものと同一か確定していないが、販売時期などから同一のものと推測されている。

 これまでオークションで販売された「アクション・コミックス no.1」は、2010年3月に落札された150万ドル(約1億1,500万円)が最高額だったが、保存状態はニコラスのものよりも悪かったという。専門家によると、「アクション・コミックス no.1」は現在100部ほど存在しているというが、ニコラスのもののように保存状態のいいものは5部ほど。オークションは11月30日まで開催され、それまでの間、どれほど値を上げていくのかが注目だ。(竹内エミコ)

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