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加瀬亮、2回目のハリウッド映画撮影は意外とのんびりムード!? ガス・ヴァン・サント監督の犬とも仲良しの日々振り返る

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思い出深い撮影を振り返った加瀬亮
思い出深い撮影を振り返った加瀬亮

 16日、東京・スペースFS汐留にて、映画『永遠の僕たち』特別試写会と舞台あいさつが行われ、本作が2回目のハリウッド長編映画出演となった加瀬亮が登壇、本作撮影中のエピソードなどを語った。

映画『永遠の僕たち』写真ギャラリー

 本作は、両親を事故で失って以来死に囚われた少年と、余命宣告をされた少女の恋を、映画『ミルク』のガス・ヴァン・サント監督が描く青春ドラマ。その中で加瀬は、少年だけに見える第二次世界大戦で戦死した特攻隊員の幽霊ヒロシを演じている。

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 撮影は、サント監督の自宅のあるポートランドを舞台に、「非常にカジュアルな雰囲気」で行われたそう。その一昨年の11月から約2か月間、加瀬は現地に滞在したといい、その期間について、「サンクス・ギビング・デイ(感謝祭)があったので、その間はずっと(撮影は)休んでいました。特にやることもないので、サント監督の犬の散歩をしたり」と笑顔で意外にものんびりムードな撮影の様子を告白。「撮影場所も、監督の家の近くが多くて。サント監督には、(サンクス・ギビング・デイを祝うための)ターキーを焼いてもらったりしました。監督は、(ターキーにかける)クランベリーソースも作っていましたね」と和気あいあいとした雰囲気がうかがえる現場を振り返っていた。

 そんな加瀬は、サント監督作品について、「否定するような状況でも、必ず肯定するところ」が魅力だと明かす。本作については、「監督は、(自己の)スタイルを確立した人で、これから違う映画をやっていこうと挑戦してみた」のだと分析。「監督がとても楽しんでらっしゃる」状態で撮影された結果、見事、遊び心をいっぱいに盛り込んだ作品に仕上がったと語り、本作をアピールした。

 映画『永遠の僕たち』は、死によって結びつけられた少年と少女の恋を通じ、生とは、愛とは何かを問いかける作品。少年・ノーイックに、デニス・ホッパーの息子であるヘンリー・ホッパー、その友人で幽霊のヒロシ役に加瀬、少女・アナベル役に、『アリス・イン・ワンダーランド』のミア・ワシコウスカ。『エレファント』でカンヌ国際映画祭パルムドール(最高賞)と監督賞を受賞したガス・ヴァン・サント監督がメガホンを取り、製作には『ビューティフル・マインド』『ダ・ヴィンチ・コード』のロン・ハワード、その娘のブライス・ダラス・ハワードが名を連ねている。(取材・文:尾針菜穂子)

映画『永遠の僕たち』は12月23日よりTOHOシネマズシャンテ、シネマライズほか全国公開

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