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大阪アジアン映画祭は脱作家主義!映画祭でありながら商業的に成功する可能性の高い映画を上映

大阪アジアン映画祭は脱作家主義!映画祭でありながら商業的に成功する可能性の高い映画を上映
東日本大震災発生時、台北の病院で研修医として働いていた日本人(陰山征彦)が主人公。世界初上映となる台湾映画『父の子守歌』

 アジアの最新作を紹介する「大阪アジアン映画祭」が3月9日~18日、大阪・福島のABCホールなどで開催される。前後にベルリン国際映画祭と香港映画祭と競合がひしめく中、オープニング作品の高橋伴明監督&吉沢悠主演『道~白磁の人~』を含む6作が世界初上映というファン垂涎のラインナップだ。

 同映画祭では昨年よりコンペティション部門を設けており、今年は2本多い12作品がノミネート。プログラミング・ディレクターの暉峻創三は「映画祭と言えば作家主義の作品が多いが、本映画祭では内容はもちろん、本国で商業的にも成功した、あるいは成功するであろう作品を中心に選んだ。その国で(熱気をもって観客に迎えられている)ナマな感じが大阪の観客にも伝われば」と選出の指針を説明する。

 その代表が、先ごろ中国で公開されたばかりの、シー・ハオファン監督『刀のアイデンティティ』だ。「ドニー・イェンらの流れを組む香港カンフー・スタイルをぶち壊した、新しい武侠映画の誕生」(暉峻)で、シー監督は早くもウォン・カーウァイ監督の新作『グランドマスター(仮題)/ 一代宗師』の創作顧問に抜てきされた注目新人だ。

 同様にインドネシア映画『ラブリー・マン』のテディ・ソエリアットマジャ監督も、同作品でアジア映画界のアカデミー賞「アジアン・フィルム・アワード」で監督賞と主演男優賞にノミネートされるなど、映画祭で引っ張りだことなっている注目株だという。

 さらに世界初上映となる台湾映画『父の子守歌』(チャン・シーハオ監督)は東日本大震災発生時、台北の病院で研修医として働いていた日本人(陰山征彦)が主人公。「ちょうど去年の本映画祭会期中に東日本大震災が発生。あれから1年を迎え、震災が台湾の人々にも、いかに影響を与えていたのかを思い知らされます」(暉峻)。

 また今年は、ジョニー・トーの最新作『高海抜の恋』が上映される香港映画祭や、若手映画人の育成を行なってきたCO2(シネアシスト・オーガニゼーション大阪)、同じくインディペンデント映画の祭典シネ・ドライヴ2012(3月12日~4月6日)との連携企画が実現し、シンポジウムなども開催される。続々とイキのいい若手監督が誕生している日本映画の“ナマ“な感じも体感出来そうだ。(取材・文:中山治美)

第7回大阪アジアン映画祭は3月9日~18日開催


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