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フランスアニメの巨匠ジャン=フランソワ・ラギオニ監督を直撃!セザール賞にノミネートされた新作について語る!(1/2)

フランスアニメの巨匠ジャン=フランソワ・ラギオニ監督を直撃!セザール賞にノミネートされた新作について語る!
脚本家アニーク・レライ(左)、ジャン=フランソワ・ラギオニ監督(右)

 フランスアニメ界注目のジャン=フランソワ・ラギオニ監督が、新作『Le tableau / The Painting(英題)』について、脚本家のアニーク・レライとともに語った。

 同作は、ある画家が未完成のまま残した絵画には、3つの階級に分かれた人々が描かれていた。それらの階級は、完全にカラーを塗られた人たちを上流階級のToupins、幾つかのカラーが欠けている人たちを中流階級のPafinis、そしてスケッチだけの人たちを下流階級のReufsと呼んでいた。この社会では、Toupinsが支配して、Pafinisを城から追い出し、Reufsを奴隷にしていた。だがある日、Toupinsの世界からReufsに迷い込んだラモと、Reufsのローラ、プルームの3人組が、彼らを描いた画家を見つけ出し、画家に絵を完成してもらおうとしたことから壮大な冒険が始まっていくというアニメ作品。セザール賞長編アニメ部門にもノミネートされた話題作だ。

 まず、ジャン=フランソワ・ラギオニ監督は最初は演劇に興味を持っていたらしいが、フランスアニメ界の巨匠ポール・グリモー(『やぶにらみの暴君』、『王と鳥』)との出会いが、運命を変えたらしい。「僕が演劇を学んだのはたったの2年間で、演劇学校を卒業してすぐに、ポール・グリモーのもとで仕事を始めたんだ。彼とは10年間共に働いて、僕の最初の作品も彼が制作してくれたんだよ。ポールはとても人情深い人だった。それに彼は政治や芸術など、どんなことに関しても繊細な観点を持っていた。ただ、彼のアニメのスタイルはクラシックなもので、僕は彼とは違ったアニメを制作したいと思っていたんだ」と語った。

 そんな、ジャン=フランソワ・ラギオニ監督が設立したアニメ・プロダクション、“La Fabrique”について「“La Fabrique”は、僕が1979年に設立した古いプロダクションで、このプロダクションでは常に技術を磨くことに専念し、最終的にはアニメの巨匠と言われるくらいの技術を持ったアニメーターたちの育成をしていたんだ。だから、テレビ用のアニメなどは製作せずに、映画だけを手掛けていたんだよ。ただ、僕がこのプロダクションの経営をやめて、他の人に委ねてからもう10年が経つんだ。今のフランスのアニメ界は、それぞれのプロダクションが別々で、アニメのプロダクション同士が提携して製作することもなければ、全くアニメに詳しくないプロデューサーがアイデアを出して、それを製作/配給会社に持ち出して、アニメを制作することも多いんだよ……」と嘆いていた。


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