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環境活動家の田中優、トークショーで福島第一原発4号機の危険を警告!(1/2)

環境活動家の田中優、トークショーで福島第一原発4号機の危険を警告!
いまなお続く危機を訴えた田中優

 15日、環境活動家の田中優が、渋谷オーディトリウムで、岩井俊二監督作『friends after 3.11【劇場版】』のトークショーに登場し、現在、日本が置かれている危機的な状況に関して、改めて警告を発した。

 その日、同作を鑑賞していた田中は、上映後のトークショーに目を腫らして登場。「この映画は、勇気の物語だね」と一言つぶやくと、「原発問題のことで、ずっと戦ってきた人たちを岩井監督はこの映画の中にたくさん登場させてくれた。それだけじゃない。俳優の山本太郎さんに、まだ10代の藤波心ちゃんの涙、FLYING DUTCHMANの怒り……。この映画にぼくは希望を感じました」と本作の印象を語った。

 だが、3月11日から1年たった今の日本の現状を語りだすと、とたんに表情が曇った。「本当に大変な状況なんです。いま、福島第一原発の4号機は、本当に恐ろしい状況になっています」。「福島第一原発の4号機が危険!」そんなツイートを、タイムライン上で見たことがある人もいるかもしれない。だが、いったい何がどういう状況なのか。田中は、多くの専門家たちが危険視している現在の4号機の状態を詳しく説明した。

 福島第一原発4号機建屋の状況は、まさに見るも無残な状況だ。壁は吹き飛び、中身が剥き出しになったボロボロ、震度6以上の地震が来た場合は倒壊の可能性が高い。田中は、「4号機の原子炉の中には核燃料が入っていません。その代わり使用済み燃料棒がなんと1,500本以上、使用済み核燃料プールに入っているんです。これが金魚鉢をひっくり返したように転がってしまうと、もうどうにもならない。放射能が放出され、1,500本がメルトダウンを起こすことになる。そうしたら、東京も人が住めなくなるでしょう」と警告。

 また田中は、現在東電が出している工程表についても言及。「東電は、1500本もある燃料棒を取り出すという作業を、来年12月から始めると言っている。もちろんその作業は、これまで一度も行われたことのない作業です」、田中が「来年12月まで、大きな地震がこないように、祈ることしかできません」そう話すと、会場は静まり返った。

 「いったいわたしたちはどうすればいいのか?」との司会者の質問に田中は、「わたしたちは危機感を持ち続けることができません。僕はチェルノブイリ原発事故のとき、危機感で人を引っ張りすぎたことをすごく後悔しています。だから、薄い危機感とリアリティを持ち続けることが大切なんです」と答えた。


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