水樹奈々、自身の出生秘話明かす！のび太の誕生秘話にホロリ……

　『映画ドラえもん のび太と奇跡の島 ～アニマル アドベンチャー～』に、ゲスト声優として出演した水樹奈々が、水樹自身の知られざる誕生秘話と、自身の原点について明かした。

『映画ドラえもん のび太と奇跡の島 ～アニマル アドベンチャー～』写真ギャラリー

　毎回、いろいろなメッセージが込められている『映画ドラえもん』シリーズ。今回も、動物を大切にする気持ちや、約束を守ることの大切さといったメッセージが込められているが、中でも水樹がグッときたのは「家族愛」だったという。

　特に、遊びに夢中なのび太を憂うママに、パパが「のび太が生まれてきたときは本当にうれしかった」と優しく語り、それを壁の向こうでそっと聞いていたドラえもんが涙を流すというシーンには、「生命の誕生の素晴らしさと、根底にある深い愛に、ああ、やっぱり親子のきずなってすてきだな」と感動したそう。

　それには、水樹自身の誕生にまつわる大きな理由があった。「わたしの両親は、結婚してから6、7年、ずっと子どもができなくて、病院に通ったりしたみたいなんです。だから、わたしの誕生は本当に念願で、両親共にとても喜んだと聞いていたので、あのシーンはすごくリンクして……」。

　さらに、父と子のきずなに焦点をあてた本作自体についても、「わたしがこの道を目指したきっかけはお父さんなんです。歌謡教室の先生をしていた父には歌手になりたいという夢があって、その夢をわたしに託し、ずっと歌を教えてくれていたんです。だから、わたし的には共感するポイントが多くて」。現在、声優と平行して歌手活動を行い、紅白歌合戦に3年連続で出場する大活躍を見せているが、その裏に今は亡き父親の影響があったことを語った。

　「歌手を目指して中学卒業後上京しましたが、小さいころからアニメも漫画もゲームも大好きだったわたしにとって、声優の活動は原点であり、核になっているもの。これからも声優としていろいろなキャラクターに魂を全力で注いでいきたいです」と声優業への思い入れも強い水樹。両親の思いを原動力にして、ブレずにまい進するその姿勢こそが、現在の活躍へと繋がっているのは間違いない。声優と歌手、それぞれの活動から刺激を受け、成長を続ける水樹の今後からますます目が離せなくなりそうだ。（写真・文：小島弥央）

映画『映画ドラえもん のび太と奇跡の島 ～アニマル アドベンチャー～』は全国公開中