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吉沢悠とペ・スビン、裸の付き合いではぐくんだ国を超えた友情!!

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裸の付き合いで国を超えた友情を見せた吉沢悠とペ・スビン
裸の付き合いで国を超えた友情を見せた吉沢悠とペ・スビン

 23日、四谷の韓国文化院で映画『道~白磁の人~』プレミア試写会が行われ、吉沢悠ペ・スビン高橋伴明監督、そしてピアニストのハクエイ・キムが登壇した。

映画『道~白磁の人~』プレミア試写会フォトギャラリー

 「国際共同製作の活性化」を打ち出す韓国政府の支援を受けて日韓共同製作された本作。1914年、植林技師として日本統治下の朝鮮半島に渡り、朝鮮の人たちと親交を深めた「日本で最初の韓流ファン」浅川巧の生涯を描いた感動作だ。

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 劇中では、吉沢演じる浅川と、スビン演じる青年チョンリムが、民族や時代を超え友情を育む姿を描いていくが、「映画の中だけでなく、現実でも友情を交わしてほしいと監督に言われました。ですから私たち二人は釣りに行ったり、俳優としての悩みを分かち合ったりしながら、本当に親しい友人になりました。ですからこの映画は、今現在進行中の私たち二人の関係を描いた作品だと思います」とスビンがコメントすると、会場からは大きな拍手が起きた。

 コミュニケーションは、互いの母国語ではない英語でとっていたという二人だが、「言語はあまり関係なかった。お互いに心を開いて親友になれた」と吉沢が語るとおり、強いきずなを固めたようだ。「風呂に入って、すべてを洗い流したら率直な話ができる」とスビンが説明するとおり、韓国男子は「裸の付き合い」ができるようになれば親友として認められるそうで、吉沢は「一緒にサウナに行けたのがうれしかった」と笑顔を見せた。

 「ヒョン(兄貴)と呼んだら、ヒョンじゃないといわれたからスビンさんと呼んでいる」「親しい人から、ひさ、と呼ばれているんで、僕もそう呼んでいる」と語る二人は、会場の女性たちがやきもちを焼いてしまいそうなほどの仲の良さ。その様子を見た高橋監督は「実はおれも1回風呂に誘われたんだけど、二人の関係を壊しちゃいけないなと思って。(映画のために)行かなくて正解だったな」とニンマリ。企画から7年の歳月を経てようやく完成したという本作には、日本と韓国という国を超えた男たちの友情がしっかりと刻み込まれている。(取材・文:壬生智裕)

映画『道~白磁の人~』は6月9日より新宿バルト9ほか全国公開

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