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大杉漣の長男で写真家の大杉隼平、被災地支援の写真展開催 警戒区域解除されたばかりの福島県南相馬市写す

大杉漣の長男で写真家の大杉隼平、被災地支援の写真展開催 警戒区域解除されたばかりの福島県南相馬市写す
大杉隼平写真展「日常と非日常 -1年経って思い出したあの日-」より

 俳優大杉漣の長男で、写真家の大杉隼平が被災地支援の写真展「日常と非日常−1年経って思い出したあの日−」を4月30日~5月6日、東京・神宮前のLITHIUM HOMME店舗内で開催する。その中には、福島第一原発事故20キロ圏内で、4月15日に警戒区域解除されたばかりの福島県南相馬市小高地区で撮った写真約70点が公開される。

 大杉が小高地区に入ったのは4月16日、17日の2日間。支援活動を通して知り合った地元住民と共に入ったのだが、東日本大震災から時が止まったかのような荒れ果てた景色に言葉を無くしたという。大杉は「人はもちろん動物の気配も感じられない無音の世界を体感したのは初めてで、張り詰めたような空気を感じました。人が生活していないと、街の色って変わるんだなと思いましたね。そんな中で黄色い水仙が咲いていた。花言葉は『私の元へ帰って』や『もう一度愛して欲しい』。花を植えた方の思いが込められているように思えました」と神妙な面持ちで語った。

 大杉が被災地支援の写真展を開催するのは、3度目。震災直後に救援物資を届けるために現地入りしたことがきっかけで、特に南相馬市の方々と交流を重ねて来た。今回の写真展のタイトルは、現地の男性がふと漏らした言葉から名付けられたという。大杉が説明する。「『1年経って、ようやく3.11のことを思い出したわ…』と。現地の方にとっては、震災当時の事を振り返る余裕もなかったんだなと改めて気付かされましたね」。会場には、写真だけでなくこうした現地の方々の思いも文書で紹介する予定だ。中でも40歳代の女性がつづった「ある日突然、昨日まで生活していた我が家に帰れない。そんな事を考えたことはありますか?」という言葉は胸に迫るものがある。

 そこで大杉は被災者の心に少しでも灯をともすことができればと、世界中から集めた震災1周年にあたる3.11の空の写真をコラージュした作品を展示する。前回の写真展で震災半年後の9.11の写真を集めた際は約2,000人からの応募があったが、今回はなんと世界38か国から約8,000人に膨れ上がった。そのコラージュ写真は展覧会後にプリントされ、福島、兵庫、岩手、宮城に寄贈される予定だ。大杉は「9.11の空の写真を展示した際、福島の方は皆、『これだけ皆の思いが詰まっているんだな』と涙を流していました。そしていその写真を皆“希望の光“と呼んで、いつの間にかタイトルまで付けられていた(笑)。うれしいですね」と活動の輪が広がっている喜びを噛み締めていた。(取材・文:中山治美)

大杉隼平写真展「日常と非日常 -1年経って思い出したあの日-」は4月30日~5月6日、東京・神宮前のLITHIUM HOMME (店舗内にギャラリーをOPEN)で開催される。


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