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松田龍平、父・優作さんと故・原田芳雄さんを重ねる…共演作の思い出

松田龍平、父・優作さんと故・原田芳雄さんを重ねる…共演作の思い出
故・原田芳雄さんの思い出を語った松田龍平

 23日、映画『ナイン・ソウルズ』の初日舞台あいさつが渋谷のユーロスペースで行われ、松田龍平と豊田利晃監督が、2011年7月19日に逝去した俳優の原田芳雄さんの思い出を語った。

 原田さんの1周忌に向けた7月20日までの期間限定でリバイバル上映される本作は、9人の脱獄犯たちがそれぞれの逃亡の旅路の中で、各自のやり残したことを完結させようとあがく姿を描いた群像劇だ。9人の逃亡犯のリーダーを演じた原田さんは、キャスト陣の精神的支柱として今なお大きな存在感を見せつけている。

 原田さんとの思い出を聞かれた松田は「やはり芳雄さんは、おやじ(故・松田優作さん)に近い人だったから」と告白。まだ10代だった当時は共演陣に父親に近いものを感じられたらと思っていたそうで、原田さんに対してもそんな気持ちがありながら「どう接したらいいのかわからなかった」と明かした。

 劇中でも、松田は父親殺し、原田さんは息子殺しという対になるようなキャラクターを演じており、原田さんの役柄について松田は「もしかしたら、こういう父親像もあったのかもしれないという気持ちになる役だった。(演じた原田さんに対しては)特別な感覚でいたかもしれないですね」と付け加えた。

 一方の豊田監督も、優作さんと原田さんが共演した『竜馬暗殺』の一場面を挙げ、「川に芳雄さんがいたときに松田優作さんが襲ってくるシーンがあるんですけど、(『ナイン・ソウルズ』の中の)田んぼで龍平が襲ってくるシーンに似ていると芳雄さんから教えてもらったんです。それは芳雄さんもなんだか不思議な気持ちがすると言っていましたね」と思い出話を披露した。

 さらに「僕はアウトローな原田芳雄が観たかったんで、撮影開始のときから口を利かずに喧嘩腰で撮影していました。映画が終わった直後は、芳雄さんを追い込んだ自分は勝ったと思い込んでいたんですが、でもその後に芳雄さんが『また役者を一から始めないといけない』と言っていたのを聞いて、『僕は負けた』『芳雄さんは器がでかい』と思いました」と懐かしそうに目を細めていた。(取材・文:壬生智裕)

映画『ナイン・ソウルズ』は渋谷ユーロスペースにて上映中


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