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北川悦吏子が語る監督業と脚本業 チャンスに誠実に挑戦!

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2度目の長編映画監督を務めた北川悦吏子
2度目の長編映画監督を務めた北川悦吏子

 映画『新しい靴を買わなくちゃ』で、2009年に公開された映画『ハルフウェイ』以来2度目の長編映画監督を務めた北川悦吏子が、監督業と脚本業について語った。

映画『新しい靴を買わなくちゃ』場面写真

 テレビドラマ「愛していると言ってくれ」「ロングバケーション」「ビューティフルライフ ふたりでいた日々」「オレンジ デイズ」など、数々の名作の脚本を手掛けてきたことで知られる北川。本作でプロデュースを手掛けた岩井俊二は、そんな北川に「僕も自分で脚本を書くし、脚本家としてバトンリレーするよりは、監督まで務めて完走してもらった方がちょっと面白いんじゃないかと思って、そのお手伝いをするよ」と北川の監督デビューを後押ししたことを明かす。

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 2度目の監督作品となったのは、1作目の映画『ハルフウェイ』よりも前に企画の持ち上がっていたという映画『新しい靴を買わなくちゃ』。撮影の毎日を「戦争みたい」と語る北川は、監督業について、「今後も続けたいというほど余裕はまだなくて、脚本を書いていても続けたいとかいうことってあんまり先を考えたことがなくて、とにかく今のことに一生懸命で、考えるとしてもその次くらいまでしか考えられないという感じなんです」と語る。

 しかし、「すごく大きなチャンスをもらったというよりは、恵まれた環境に置かれた瞬間だというふうに感じて、そのチャンスにどれだけ自分が誠実に時間を費やせるか、やるべきことをやれているかが大切だと思っています」とも続ける北川。6年越しの映画には手応えを感じているようで、「どうですか? と聞かれたら、もちろんやりたい」という監督業への思いも明かしてくれた。

 長編映画監督デビュー作として手掛けた『ハルフウェイ』で北川が描いたのは、北乃きい岡田将生が演じた高校生のピュアな初恋の物語だったが、2作目となる『新しい靴を買わなくちゃ』で北川が描くのは、中山美穂演じるパリ在住のフリーライター勅使河原アオイと妹に連れられてパリに旅行にやって来るカメラマンの青年・八神千(セン)の大人の恋愛。さらに熟達したラブストーリーを見せてくれることだろう。(編集部・島村幸恵)

映画『新しい靴を買わなくちゃ』は10月6日より全国公開

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